「まるでタイムスリップしたみたい!」湯に浸かる前も後も楽しい “絵になるレトロな風景と名湯”を満喫できる夏休みに行きたい「温泉地」3選
全国には数多くの温泉地がありますが、中には古い町並みが今も大切に守られ、温泉街そのものが観光スポットとなっている場所もあります。
木造旅館が並ぶ景色や石畳の小道、夕暮れに灯る街灯など、それぞれの温泉地には異なる魅力があります。温泉に浸かった後は浴衣姿で街を歩き、歴史ある建物や名所を巡るのも楽しみ方のひとつです。
今回は、歴史と風情を感じながら散策も満喫できる「銀山温泉」「渋温泉」「道後温泉」の3か所を紹介します。
●山形県「銀山温泉」
最初に紹介するのは、山形県尾花沢市にある銀山温泉です。
その名の由来は、江戸時代初期に栄えた延沢銀山。鉱山で働く人々の疲れを癒やす湯として発展し、現在では全国屈指の人気温泉地となっています。

温泉街最大の魅力は、銀山川沿いに立ち並ぶ大正末期から昭和初期にかけて建てられた木造旅館群です。洋風の装飾を取り入れたレトロな建築が連なり、まるで映画のワンシーンのような景色が広がります。
夕方になるとガス灯がともり、昼間とは異なる幻想的な雰囲気に包まれます。冬には雪景色とのコントラストが美しく、多くの観光客を魅了しています。
また、温泉街の奥には「白銀の滝」や、銀鉱山の歴史を伝える「銀鉱洞」もあり、散策しながらこの地の成り立ちに触れられるのも魅力です。川のせせらぎを聞きながら歩く時間は、忙しい日常を忘れさせてくれるでしょう。
●長野県「渋温泉」
続いて紹介するのは、長野県山ノ内町にある渋温泉です。
渋温泉は、約1300年前に開湯したと伝えられる歴史ある温泉地で、石畳の路地や木造建築が今も数多く残り、昔ながらの温泉街の雰囲気を色濃く残しています。

戦国時代には武田信玄の隠し湯として利用されたという伝承もあり、長い歴史の中で多くの人々に親しまれてきました。
渋温泉の特徴は、宿泊客だけが利用できる9つの共同浴場を巡る「九湯めぐり」です。各外湯は泉質や効能が異なり、専用の鍵を借りて自由に巡ることができます。
浴衣に下駄姿で石畳を歩きながら湯巡りを楽しむ時間は、この温泉街ならではの体験です。各浴場でスタンプを集め、最後に高台にある渋高薬師へ参拝すると満願成就になると伝えられています。
地元の人々が大切に守り続ける共同浴場文化に触れられることも、渋温泉ならではの魅力です。観光地でありながら生活の息づかいも感じられるため、温泉街を歩くだけでも充実した時間を過ごせます。
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