なぜオフロード・スーパーカーが相次いで登場!? 新型「ウラカン・ステラート」「911ダカール」が発表された背景とは
1984年のパリダカ優勝車を彷彿とさせるポルシェ新型「911ダカール」
一方、ポルシェの新型911ダカールは、ベースがスポーツカーの「911」となります。

ポルシェには、「カイエン」や「マカン」といったSUVもありますが、911ダカールは、それらのSUVをベースにはしていません。
その理由は、やはり名称にある「ダカール」が理由と言えるでしょう。
ポルシェ・ファンであれば、「911」で「ダカール」と聞けば、1984年のパリ・ダカールラリーにおける、ポルシェ初の総合優勝を思いだす人も多いはず。
パリ・ダカールラリーは、大会名にもあるフランスの首都パリから、アフリカ西部のセネガルのダカールまでの長く険しい道なき道を、走り抜けたというラリーです。砂漠や荒れ地を、最高速度を出しながら疾走するという、アドベンチャー的要素も濃厚なイベントです。
そこにポルシェは、背の低いスポーツカーそのものといった「911」に、大きなタイヤを履かせて挑み、そして見事に総合優勝を果たしたのです。
その雄姿を今に復活させたようなモデルが911ダカールです。
目をひくのは、前19インチ、後ろ21インチという大きなタイヤ。そして、ノーマルよりも50㎜高められた車高です。このサスペンションは、さらに必要に応じて30mmも高めることが可能。優れた走破性を備えています。
搭載されるエンジンは、最高出力353kW(480馬力)、最大トルク570Nmを発揮する3リッターの水平対向6気筒ツインターボ・エンジン。8速PDKとポルシェ4WDシステムが組み合わされます。また、最高速度が240km/hになっているのも、やはりオフロード仕様というのが理由です。ちなみに日本での販売価格は3099万円。それでも世界限定2500台のモデルですから、入手は相当に難しいのではないでしょうか。
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しかし、こうしたランボルギーニやポルシェといったスポーツカー・ブランドであっても4WDモデルを投入するのには、どのような理由があるのでしょうか?
確実に言えるのは、世の中にある巨大なSUVブームの影響があるということです。
もともとSUVとは、オフロードを走るため生まれた特殊なクルマでした。ところが、いつの間にか、モノをたくさん載せることができ、しかもオンロードからオフロードまで、どこでも走れる万能なクルマとして人気を集めるようになります。
スポーツカーの専業メーカーであったポルシェであっても、今ではSUVの「カイエン」がもっとも売れるモデルとなっています。
ちなみに、ポルシェは年間30万台ほどを販売するメーカーですが、そのうち「911」は年間4万台ほどの販売に対して、「カイエン」は9万5000台、もう少し小さなSUVである「マカン」は8万6000台ほども売れています。
また、高級乗用車ブランドであるロールス・ロイスも、「カリナン」というSUVを発売しておりますし、ベントレーも「ベンテイガ」というSUVを発売しており、どちらも非常に好調に売れています。
そうした世界的なSUVブームが、ウラカン・ステラートや911ダカールを生み出す追い風になったことは、間違いないのではないでしょうか。
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