自然界から着想を得たモスグリーンが旅の心を満たす――スーツケース「moln」の魅力
●あたたかみのある質感とフォルムが昔ながらの革の旅行鞄を思わせる
ともすれば容量と機能性を最優先に選んでしまいがちなスーツケース。
“収めたものを安全・確実に運びながら、スムーズに移動する”という役割を考えると致し方ない部分もあるが、旅とは単なる物理的な移動にとどまらず、まだ見ぬ場所を目指す高揚感や愛着ある土地を離れる名残惜しさなど、人のこころに触れて動かすなにものかがあるもの。
できることならそんな旅の楽しさを、より増幅させてくれるアイテムを選びたい。
そこでご紹介したいのがこの「moln」。使う人ひとりひとりが、それぞれの旅を形作れるようにとの思いから、2022年に生み出されたトラベルラゲージブランドだ。

スウェーデン語で「雲」を意味するブランド名は、国境やことばの違いを気にすることなく自由に漂う雲の姿に、理想とする旅のイメージを重ねたことに由来する。
無機質な印象のスーツケースも少なくないなか、このシリーズでは、昔ながらの革の旅行鞄を思わせる、あたたかみのある質感とフォルムを備えている。
メイン素材には軽く耐久性に優れたポリカーボネイト樹脂を使用し、フロント部分には風合い豊かな合成レザーをあしらう。さらに金具やベルト、ステッチなど細部にわたってこだわったことで、使うほどに愛着を持つことのできる“相棒アイテム”にふさわしいスーツケースとキャリーケースが完成した。
丸みを帯びたかわいらしいルックスだが、ハンドル部分には1500回の落下テスト、キャスターには15kmもの凸凹道の走行テスト、ファスナーには5000回もの開閉テストを実施済みだというから恐れ入る。
また搭乗時にカウンターに預け入れた荷物は、時にラフな扱いを受けることもしばしばあるものだが、そうした状況でも収納した荷物をしっかり守れるよう25回もの回転耐久テストも実施。万一の破損や故障の際も、商品到着から2年間は無償で修理してくれるというから頼もしい。

●自然からインスパイアされたカラーパレットが、あらゆる旅の風景に美しく馴染む
もうひとつ、見る人の心をとらえるのがカラーリングだ。まろやかでスモーキーなカラーは、いままでのスーツケースにはなかったもの。
この独特のカラーについて、プロダクトデザインを手がける柴田文江氏は次のように話している。
「旅のシーンでは地球上の要素として人も物も風景の一部。色彩は大地の土、素焼きの色などから選定を行いました。どれもジェンダーレスな色でありながら、イメージとは別にこのスーツケースを持つことで高揚感が湧くような色、使い勝手がいい色など色の機能性を高めデザインしています」(柴田氏)
もともと“テラコッタ” “チャコール” “ストーン”の3色で展開していたコレクションに、2022年11月に“オプティシアン”が追加、さらにこの2月17日からは新色“モス”が仲間入り。
新たに加わったカラーについては「地球の色をコンセプトにしているmolnの中で、土や石がありグリーンのニュアンスがあることは自然に感じました。しっとりと大地に蔓延る苔にあたる光の具合によって、濃淡が美しく変化する緑の微細な色彩と質感をスーツケースに表現しました」(柴田氏)とのこと。
いわれてみれば、自然界に存在する物質からインスピレーションを受けたカラーパレットは、高層建築が林立する都会にも、情緒豊かな古都をめぐる旅にも、生命力に満ちた大自然の中にもよく似合う。時と場所を選ばず、また持つ人の年齢や性別を問わず、それぞれの旅の風景にすんなりと馴染んでくれそうだ。
サイズについて簡単に整理しておくと、「Small」(5万5000円、消費税込)は容量33L、2~3泊の旅程に適したもので、一般的な旅客機の機内に持ち込むことができるサイズ。「Small+」(6万2000円、同)は「Small」同等の容量に、外からアクセス可能なPC収納ポケットを備えたタイプで、ビジネスユースに最適だ。「Large」(7万7000円、同)は長期滞在に向く92Lの大容量モデル。
またちょっとうれしいおまけとして、すべてのモデルにシューズケースが付属する。長時間のフライトでは靴を脱いでくつろいで過ごしたい人にとっては、さりげなくも気の利いたプレゼントといえそうだ。
●製品仕様
■moln
価格(消費税、送料込み):Small 5万5000円、Small+ 6万2000円、Large 7万7000円
サイズ・重量:
Small W37×D21.5×H54cm、約3.1kg
Small+ W37×D22×H54cm、約3.1kg
Large W51×D27×H78cm、約5.2kg
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