VAGUE(ヴァーグ)

ハーレーダビッドソンの新スタンダード「ナイトスタースペシャル」はどんなバイク? その気になる乗り味とは

さらに魅力がアップした上位バージョン

 2022年5月に発売されたハーレーダビッドソン「ナイトスター」は、日本国内でも人気の高かった空冷エンジン搭載の「スポーツスター」のポジションを受け継ぐ存在です。その2023年モデルは、上位グレードである「ナイトスタースペシャル」が追加され、選択肢が増えました。

ハーレーダビッドソン「ナイトスター」をベースに、ビキニカウルや4インチ丸型TFTメーターなどを搭載した上位仕様「ナイトスタースペシャル」
ハーレーダビッドソン「ナイトスター」をベースに、ビキニカウルや4インチ丸型TFTメーターなどを搭載した上位仕様「ナイトスタースペシャル」

「ナイトスター」シリーズはVツインエンジンを中心とするデザインで、空冷時代の「スポーツスター」の血統を感じさせるものですが、エンジンは975ccの水冷。“Revolution Max”と呼ばれる同ブランドの新たな主流をなすパワートレインです。

「ナイトスタースペシャル」はスタンダードの「ナイトスター」に対して、ビキニカウルやダブルシート、4インチ丸型TFTメーターを搭載しているのが特徴。ちなみにメーターはスマートフォンと接続することでナビゲーションなどを表示することも可能です。

 また、クルーズコントロール機構を搭載するほか、ライディングモードはスタンダードモデルの3種類に対して5種類に拡充。細かい部分では、ホイールのデザインやダミータンク(実はエアクリーナーボックス)のグラフィックなども異なります。

●軽快なハンドリングで街中からツーリングまで楽しめる

 シート高は715mmと、スタンダードモデルに対して10mm高くなっていますが、足つき性は良好。身長175cmの筆者の場合、両足のカカトまでベッタリと接地するので、初めて大型バイクに乗るライダーでも安心して扱えそう。車重は225kgもありますが、押し歩きなどでは数値から想像するよりも軽く感じます。

 軽快な印象は、エンジンをかけて走り出すとさらに強まり、街中ではミドルクラスのような気軽さで乗り回すことができます。これは、シート下に搭載されて低重心化に貢献しているガソリンタンクのレイアウトも関係しているようです。

 低回転域からトルクフルで、それでいて回転上昇がスムーズなエンジンも、この乗り味に大きく貢献。Vツインらしいパルス感をライダーに伝えてくれるものの、空冷エンジン時代のようなトルク変動がないため、扱いやすさは過去の「スポーツスター」シリーズをしのぎます。

 ただし、ライディングモードを最もパワフルな「スポーツ」に切り替え、少し大きめにアクセルをひねると、現代のリッターマシンらしい力強い加速感を味わえます。同じRevolution Max系のエンジンでも、1252ccバージョンを搭載する「スポーツスターS」ほどの暴力的な加速ではありませんが、高速道路での追い越しなどアクセルのひとひねりでこなせてしまうくらいパワフルです。

 フロント19インチ、リア16インチという空冷「スポーツスター」時代から継承されるホイールサイズは、バンクする動きこそ軽快ですが、ハンドリングはキレ味が強すぎず適度にダルな設定。エンジンのフィーリングとともにワインディングを流すのが気持ちいいモデルですが、街中の交差点を曲がるだけでも楽しさを味わえる奥深さも備えています。

 シンプルな見た目&装備のスタンダードモデルも十分魅力的ですが、少し遠出するようなツーリングを楽しむなら、TFTメーターとビキニカウルを装備した「ナイトスタースペシャル」の方が快適なのは間違いありません。ABSやトラクションコントロール機構など電子制御デバイスも充実しているので、エントリーライダーでも安心して乗れそうです。

●製品仕様
・価格(消費税込):237万3800円〜
・全長:2265mm
・ホイールベース:1545mm
・重量:225kg
・エンジン:975cc水冷V型2気筒
・最高出力:89hp/7500rpm
・最大トルク:95Nm/5750rpm

Gallery 【画像】交差点を曲がるだけでも楽しさを味わえるハーレーダビッドソンの新モデルを画像で見る(18枚)
「2段あたため」レンジがすごすぎるっ!? 最新レンジを徹底紹介

VAGUEからのオススメ

ポータブル電源が都心で過ごす夜を変える──Jackeryがかなえる“オフグリッド”なスポーツ観戦【PR】

ポータブル電源が都心で過ごす夜を変える──Jackeryがかなえる“オフグリッド”なスポーツ観戦【PR】

RECOMMEND