史上最強のSクラス メルセデスAMG「S63 Eパフォーマンス」生産開始 トータル802馬力・1430NmのスーパーPHEV
0−100km/h加速3.3秒でEV走行距離は33km
独メルセデス・ベンツの高性能車部門、メルセデスAMGは2023年4月5日、欧州でMercedes-AMG「S63 E PERFORMANCE(S63 Eパフォーマンス)」の生産を開始したと発表しました。生産はドイツ・ジンデルフィンゲンのファクトリー56となります。
車両価格は20万8392.80ユーロ(日本円で約2977万円)から、ドイツでの納車は同年5月を予定しています。なお市場導入後には、21インチAMG鍛造ホイールやAMGエクステリアナイトパッケージを装備した期間限定モデル、「AMG Edition1」も発売される予定となっています。

新型AMG S63 Eパフォーマンスは、F1の技術を移植したAMG専用ハイブリッドドライブを搭載します。
これはフロントに612馬力・900Nmを発生する4リッターV型8気筒ツインターボエンジン、リアに190馬力・320Nmを発生するモーターを組み合わせたパワートレインで、システム総合での出力は802馬力・最大トルクは1430Nmを発生します。これは歴代Sクラスのなかでもっともパワフルなモデルとなります。
モーターはリアアクスルに配置され、電気シフト式2速トランスミッション、および電子制御LSDとともに電気ドライブユニット(EDU)を形成しています。また、高性能バッテリーはリアアクスル上の後方に配置されています。
このEDUの位置の決定的な利点は、V8エンジンにフランジ接続されたAMGスピードシフトMCT 9G(9速AT)をバイパスすることです。トランスミッションの後ろに位置するため、両方のドライブユニットのトルクをフルに活用することができます。
駆動方式は、AMGパフォーマンス4MATIC+(4WD)。フロントおよびリアアクスルへのトルク配分を完全に可変にすることで、最適なトラクションを確保します。
またAMGライドコントロール+サスペンション、AMGアクティブライドコントロール(ロールスタビライザー)、リアアクスルステアリングなどのシステムが標準装備され、ドライビングダイナミクスと快適性を幅広く両立させています。
これらの結果、0−100km/h加速は3.3秒、最高速度は250km/h(リミッター。オプションで290km/hまで設定することが可能)というパフォーマンスを発揮します。
搭載されるバッテリーはフォーミュラ1のハイブリッドレーシングカーで実証された技術にヒントを得て開発されたAMGハイパフォーマンスバッテリー(HPB)です。
従来の2倍以上の13.1kWhという容量を誇り、連続出力70kW、ピーク出力140kW(10秒間)の機械的パワーを電気モーターに供給します。
外部からの充電は、3.7kWのオンボードAC充電器、充電ステーション、ウォールボックス、家庭用コンセントで行い、33kmというEV走行可能距離を実現しています。
ボディサイズは全長5336mm×全幅1921mm×全高1515mm、ホイールベースは3216mm。荷室容量は305リッターです。
新型AMG S63 Eパフォーマンスのエクステリアデザインは、縦型ルーバーを備えて中央にスリーポインテッドスターを配したAMG専用のラジエターグリルが初採用されています。ラジエター上のメルセデスエンブレムは、シルバー/ブラックのAMGエンブレムに変更、さらにジェットウイングデザインのフロントエプロンには大きなサイドインテークとエアカーテンが装備されています。
また最大21インチのAMG鍛造ホイールおよびAMG専用サイドシルパネルが装備され、リアでは台形のツインテールパイプやワイドディフューザーなどが特徴的です。
インテリアでは、Sクラスの持つ上質感に加え、AMGの特別な装備が組み合わされます。フロントヘッドレストにはAMGエンブレムが配され、スポーティさとラグジュアリーさを強調しています。AMG専用のトリムエレメントや、AMGステアリングホイールを備えたAMGパフォーマンス・ステアリングホイールが標準装備されています。またリアコンパートメントは2人がけとなります。
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新型AMG S63 Eパフォーマンスの日本での展開についてはまだ発表されていません。
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