「120周年を迎えたハーレーダビッドソン」旗艦モデルの走り味とは? 史上最大の排気量を誇る“究極のハーレー”「CVO」シリーズ
創業120周年を迎えたハーレーダビッドソンの旗艦モデル
先日、ハーレーダビッドソンの新しい「CVOロードグライド」と「CVOストリートグライド」をアメリカ・ミルウォーキーで試乗してきました。今回はその印象をレポートします。

ご存知の方も多いと思いますが、バイク業界ではここ数年、アドベンチャー系が人気。ドゥカティやBMW、それにハーレーダビッドソンといったこれまであまり縁のなかったブランドまでもがそれをラインナップしています。
クルマでいえば、ランボルギーニやロールスロイスがSUVをリリースしているのと同じかもしれません。2輪も4輪もこうした流れはトレンドを超えて定番化している気がします。
もちろんバイク業界は、それ以外のカテゴリーも元気です。ヤマハ「SR」やホンダ「GB」のようなネイキッド系からホンダ「レブル」のようなクルーザー系も人気は上々。ユーザーはそれぞれのライフスタイルに合わせてカテゴリーを決めています。
そんななか、どこよりも唯我独尊のごとく道を切り拓いているのがハーレーダビッドソンです。同社は2023年、120周年を迎え、ブランディングにさらに磨きがかかりました。販売も好調で、昨2022年は日本で久しぶりに1万台を超えるセールスを記録しています。
彼らは現在、スポーツ、クルーザー、グランドアメリカンツーリング、アドベンチャーツーリング、トライクというカテゴリーを展開しています。なかでもグランドアメリカンツーリングはモデルラインナップが多いことから、ハーレーダビッドソンの主軸であることが理解できるでしょう。
ハーレーダビッドソンのグランドアメリカンツーリングは、クラシックデザインからモダンなものまで用意されており、あらゆるニーズに応えようとしています。最大のマーケットは当然アメリカですからね。このカテゴリーがブランドのキモであり、屋台骨となっていることは間違いありません。
●ハーレーの「CVO」は富裕層御用達のラグジュアリーバイク
今回、アメリカで試乗したCVOロードグライドとCVOストリートグライドは、どちらもハーレーブランドのトップエンドに位置するモデル。いうなればハリウッドセレブなど富裕層御用達のバイクです。
新型は、まずデザインがよりモダンになりました。ヘッドライトユニットと大型のカウルが印象的。ロードグライドは横長の角形ヘッドライト、ストリートグライドは丸型に近いヘッドライトを採用しています。

そしてカウルにはLEDランプが取り入れられ、光ることで存在感をアピールします。ここが従来モデルとの大きな違いといえるでしょう。
もちろん、ディアドロップ型フューエルタンク、サイドカバー、サドルバッグなども一新されています。
パワーソースも進化しました。エンジンは“ミルウォーキーエイト VVT 121”を搭載。“エイト”とは1気筒当たり4バルブ=8バルブを、“VVT”は可変バルブタイミング機構を表します。
そして“121”とは、アメリカ式の排気量表記を指す数字。よくアメリカ車のエンジンを350(サンゴーマル)とか427(ヨンニーナナ)なんて呼びますが、350キュービックインチは5.7リッター、427キュービックインチは7リッターを意味しています。新エンジンは121キュービックインチですから、つまり2リッター(1977cc)となります。これはハーレーダビッドソン史上、最大の排気量です。
CVOシリーズは、近年114、117、そして121と排気量アップし続けています。最新モデルに搭載される121の最高出力は115hp、最大トルクは189Nmを発生します。
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