スマホ無料アプリの「グーグルマップ」とはどう違う? ボルボに採用される純正グーグル搭載システムの使い勝手とその実力とは
Googleプレイでさまざまなアプリをダウンロードできるが…
そして、Google Playからは使いたいアプリをダウンロードすることもできるのも注目点です。これによって、必要なアプリをインストールすれば、続々と追加される新たなアプリや役立つアプリで楽しみながら、多彩な機能が車載上で利用可能になるのです。
そこで今回の試乗では、ルートガイドのわかりやすさで評価が高い「Yahoo!カーナビ」をインストールしてみようかと思い立ちました。
というのも、Googleマップは検索能力こそ高いものの、ルートガイドは表示も案内も今ひとつわかりにくい上に、すれ違いも難しいルートを案内する傾向があったからです。ちょうどYahoo!カーナビはこの夏にAndroidAutoに対応していたのもその理由でした。

ですが、ボルボ・カー・ジャパンからはそれは「現時点ではできない」と言われてしまいました。
これについてボルボ・カー・ジャパンは、「今後のアップデートで対応できるようになる可能性はある。ただ、すでにCarPlayには対応しているので、Yahoo!カーナビを使いたい時はiPhoneを介して使って欲しい」とのことでした。
Androidユーザーにとっては何とも残念な話ですが、とはいえ「Yahoo!カーナビ」はこの夏にAndroidAutoに対応したばかり。今後のアップデートに期待したいと思います。
ところで「Android Automotive OS」では、通信によるソフトウェアのアップデートができる「OTA(Over The Air)」に対応しているのも大きな特徴となっています。
じつは2021年に日本仕様にこのOSが提供された時点で、音声認識は日本語に対応していませんでした。その後、日本語への対応を果たしましたが、これも通信によるアップデートによって実現しているのです。
さらに、使っている途中でシステムがシャットダウンする不具合が一時的に発生し、ユーザーからは相当数のクレームが出たとのことですが、それもアップデートによって今年初めには対応済みとなっているそうです。
以前なら、不具合が発生したらサービス工場へ持ち込んでいましたが、そうした手間をかけずに自動的に改善が図られるのもこのサービスの大きなメリットと言えるでしょう。
そして、このアップデートやデジタルサービスの実現には通信が使われているわけですが、この契約には5年間のデータ通信料(4G)が含まれています。
この通信では緊急通報サービスや盗難車検索機能、リモートドアロック&アンロック機能といったサービスの他、アプリやオンラインサービスで使用される、たとえばストリーミングサービスによるデータ通信料も入っているのです。ここまで対応しているとは、何とも太っ腹なサービスと言っていいでしょう。
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こうしたクルマのOSをGoogle化するのは、ボルボが目指すデジタルサービスのほんの序章にしか過ぎません。すべてのものがネット上でつながるIoT(Internet of Things)時代の到来を見据えてのことなのです。
クルマとスマートフォン、家庭がシームレスにつながることでクルマとしての新たな価値観を見出す。ボルボはそんな未来に向けて一歩ずつ歩み始めていると言っていいでしょう。
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