8世代目のBMW新型「5シリーズ」乗って分かった“攻めのモデルチェンジ”の真価とは?「ドイツ製セダンの定番」走りはどう変わった?
EV仕様のエントリーモデルながら動力性能に不満はないeDrive40
まず乗ったのはi5 eDrive40。日本での価格は998万円(消費税込)となるEV版5シリーズのエントリーを担う存在です。

日本仕様ではバッテリー容量など一部表記が異なりますが、本国仕様のスペックでは最高出力340ps、最大トルク430Nmの電気モーターをリアに搭載する後輪駆動で、81.2kWhのバッテリーにより航続距離は497〜582kmに達します。
エントリーといってもこれだけのスペックを誇るだけに、動力性能に不満はありません。アクセル操作に対してタイムラグなく反応する出足のよさはBMWのEVに共通の美点で、いきなり蹴飛ばされるように加速するわけではありません。
その先の心地よい速度の伸びなど、ドライバビリティは内燃エンジン車から乗り換えても違和感のない仕上がりです。
そして、乗り心地のよさに驚かされました。試乗車はインテグレイテッドアクティブステアリングと可変ダンピングシステムを組み合わせたオプションのアダプティブサスペンション プロフェッショナルを装着しており、足元には21インチタイヤを履いていたのですが、路面からの当たりはとてもしなやかで、それでいて姿勢は常にフラットという極上の快適性を実現していたのです。
不思議に思ってリアフェンダーの内側を覗いてみると、秘密が分かりました。車重のかさむEVということで、後輪側にだけエアサスペンションが標準でおごられていたのです。
一方、操る楽しさに関しては、ステアリングの手応え感がやや薄く、クルマとの一体感という意味ではもう一歩という印象。また、姿勢がフラット過ぎて、例えば加速時にリアが沈み込むようなFR的な挙動などもあまりなく、よく曲がりよく走るけれど、ちょっと無機質に感じられたというのが正直なところです。
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