VAGUE(ヴァーグ)

誰でも確実にカップをねらえる! 高性能な上に「グリーン上での自信と安心感」も提供するヤマハの新作パターの真価とは

ふたつの計測技術を用いて開発された新モデル

 ヤマハから、ゴルフクラブの新製品として女性ゴルファー向けのパター「SENSUS L」と「SENSUS D」が登場しました。価格は「SENSUS L」が3万4100円、「SENSUS D」が3万7400円(いずれも消費税込)で、いずれも2023年11月3日に発売予定です。

パッティングに苦手意識のある女性ゴルファー向けに、レディスモデル専用の設計を施したヤマハの新作パター「SENSUS」シリーズ
パッティングに苦手意識のある女性ゴルファー向けに、レディスモデル専用の設計を施したヤマハの新作パター「SENSUS」シリーズ

「SENSUS(センサス)」は、「距離感がつかみにくい」、「ねらったところに転がらない」といったパターに苦手意識のある女性ゴルファーに向けた、レディスモデル専用設計の新シリーズ。その特徴について、ヤマハのゴルフHS事業推進部・佐藤貴博さんは次のように話します。

「『SENSUS』は、ヘッドの設計や形状のデザインに弊社の持つふたつの計測技術を用いて開発しました。

 まず運動計測技術を活用し、女性ゴルファーが打ちやすさを感じるヘッドの重量感を計測。加えて、感性計測技術によって高いアライメント効果をもたらすヘッド形状やデザインの傾向を調査・分析し採用しています。

 グリップは、中心を意識できるデザインを採用し、自信と安心感を持った状態でパッティングに臨むことができます。

 弊社の感性計測技術では、人にある刺激を入力した際、その反応を出力とするシンプルなシステムを想定して人の感性をモデル化します。例えば、人が楽器の音(入力)を聴いたときに、きれい(出力)と表現するシステムです。モデル化では、入力と出力を物理計測・心理計測・生理計測などの計測技術でデータ化します。

 さらに、この入出力の関係を統計やAI技術などにより分析することで可視化します。これにより、個人が持つ感性の知を組織内で活用できるようになり、モノづくりに反映しています」

●確実にカップをねらえる4つの特徴

 新作レディスパターの「SENSUS」には、確実にカップをねらえる4つの大きな特徴があります。

 ひとつ目が、重量感のあるヘッドです。運動計測の結果元に、「SENSUS L」では390g、「SENSUS D」では410gの重量ヘッドを採用。これは初級・中級のレディスゴルファーを対象に、モーションキャプチャーでスイングを解析し、実際に打ったクラブの印象やイメージを深掘りすることでレディスゴルファーが共通して抱く理想のパター像を検証して導き出されています。

 比較的軽めのヘッドが多いレディスモデルでも、パターについては重いヘッドの方が打ちやすいという結論に至り、実打データとの整合性も確認できたといいます。

 ふたつ目は、視覚効果を最大限に活かしたヘッド形状です。ヤマハではカップをねらいやすいと感じる要素を探るため、ヘッド形状への第一印象や打ったときの状態などを調査。その結果から、「SENSUS L」では“自分で思いとおりに打てるという自信”をサポートする直角を想起させる形状を、「SENSUS D」では“クラブに頼れる安心感”を実現するために、1:1の縦横比や面を極力排除し丸みを帯びたヘッド形状を採用しています。

 3つ目は、レディスゴルファーがまっすぐに構えやすいアライメントです。ゴルファーがねらいやすいと感じるアライメントの傾向について、ゴルフのレベルや性別が多様な約200名で検証した結果、レディスゴルファーが求める“ヘッドとボールの位置関係が分かりやすい”マークを採用。これにより、ターゲットに対して一直線に構えられるデザインに仕上げています。

 そして4つ目は、中心を意識できるデザインのグリップです。グリップにガイドとなるラインを設置し、ヘッドだけでなくグリップも頼りにしながら構えることが可能。“思いどおりに打てる自信が欲しい”という心理に寄り添うグリップデザインとなっています。

Gallery 【画像】グリーン上でのスコアメイクをサポート! ヤマハの新作パターを写真で見る(10枚)

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