ランボルギーニ新型「レヴエルト」は体がのけぞるほどの加速にシビれる! 1000馬力超えのV12+モーターで「最高速は350km/h以上」
270km/hの時点でも加速感は全く衰えない
今回はサーキットでの試乗ということで、実用性についてはまたの機会に。とにかく走り出すことにします。

そんなわけで運転姿勢に苦しいところはなく、ステアリングホイールの径もちょうどよくて、ドライビングポジションはバッチリです。
ステアリングホイールの左側にはドライビングモード、右側にはハイブリッドモードの切り替えダイヤルが備わります。組み合わせは全部で13とおり。
その中から、まずは1015hpをフルに発揮させる「CORSA」+「PERFORMANCE」の組み合わせで、いよいよコースへ。ピットロードを抜けてアクセルペダルをさらに踏み込んでいくと、思わずのけぞってしまいました。その加速、想像以上です。
実際には、右足に力を込めた瞬間、まず感じたのはピックアップのよさでした。要するに、間髪入れずにトルクが立ち上がり、すぐさま欲しいだけのプッシュが得られるのです。これは間違いなく、電気モーターの効果です。
加速自体もすさまじいものがあります。0-100km/h加速が2.5秒という数値にも驚愕しますが、本当にスゴいのは200km/hまでも7秒以下で到達するということ。9000rpm以上まで軽々と回り切る自然吸気V12を高らかに歌わせると、100km/hから先でも速度計の勢いが衰えず、瞬く間に200km/hを超えていくのです。この刺激、いや絶頂感は、本当に半端ありません。
速度計を確認したのは270km/hまで。このときでも加速感は全く衰えておらず、むしろグングン伸びていく途中でしたから、350km/h以上という最高速、環境さえ許せば十分挑むことができそうです。
またフットワークにも感心させられました。短いストローク、カチッとしたタッチで効くブレーキで速度を落としつつステアリングを切り込んでいくと、まさに待っていたかのように鋭く反応して、巻きついていくかのようにクリッピングポイントをなぞることができます。左右前輪を独立した電気モーターで制御しておこなうトルクベクタリング、後輪操舵の巧みな連携のおかげです。
とにかく速く、けれど安心感があり、だからといって安楽なわけではなく、しっかりコントロールの快感を味わえる。見事としかいいようがない走りに、すっかり参ってしまいました。
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