ランボルギーニ新型「レヴエルト」は体がのけぞるほどの加速にシビれる! 1000馬力超えのV12+モーターで「最高速は350km/h以上」
動力&運動性能を圧倒的次元にまで引き上げた会心作
4周が1セットとなった今回のサーキット試乗。次のスティントでは、ドライビングモードを「SPORT」に、ハイブリッドモードを「HYBRID」に切り替えます。

このセットは、ファン・トゥ・ドライブを指向したものだそうです。それでも最高出力は907hpありますが……。
最初のコーナーに入っていって感じたのは、さっきよりもロールやピッチングが大きめに出るということ。それを積極的に活かせば意図的にリアをすべらせるのも容易で、特にカウンターステアを当てながらの豪快な立ち上がりが決まると、思わず歓喜の声を上げてしまいました。
おそらくアヴェンタドールでは、こうした走りは相当難しかったはず。車体は大きくなりパワーも上がっているのに、むしろクルマが小さくなったかのように意のままに性能を引き出せるのは、HPEVシステムや後輪操舵等々の電子制御が非常に巧みに躾けられているからにほかありません。
* * *
単に電動化されたからというだけでなく、走りの楽しみの幅広さ、奥深さといった点でも、V12フラッグシップの新しい扉を開いたレヴエルト。もはやスーパースポーツでも避けることのできない環境性能の向上というテーマに電動化をうまく活用し、二酸化炭素排出量低減の一方で動力性能、運動性能を圧倒的な次元にまで引き上げた、まさに会心の作といえるでしょう。
6000万円以上という価格にも関わらず、日本向けの生産枠は2年半先まですでにいっぱいとのことですが、待ってでも手に入れる価値、大いにアリの1台です。
●Lamborghini Revuelto
 ランボルギーニ レヴエルト
・全長:4947mm
・全幅:2033mm
・全高:1160mm
・ホイールベース:2779mm
・車両重量:1772kg(乾燥重量)
・エンジン形式:V型12気筒DOHC+モーター
・排気量:6498.5cc
・変速機:8速AT(デュアルクラッチ式)
・エンジン最高出力:825cv/9250rpm
・エンジン最大トルク:725Nm/6750rpm
・システム最高出力:1015hp
・サスペンション:(前)ダブルウイッシュボーン式、(後)ダブルウイッシュボーン式
・ブレーキ:(前)ベンチレーテッドディスク、(後)ベンチレーテッドディスク
・タイヤ:(前)265/35R20、(後)345/30R21
page
VAGUEからのオススメ
                                マザー・オブ・パールが詩情豊かに輝く――大人の夜を彩るブローバ「マリンスター」日本限定モデルの魅力とは【PR】