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秋の“紅葉ドライブ”に最適なスポットは? 埼玉・秩父エリアの名所と「穴場スポット」など盛りだくさん!

●定番の紅葉スポットは国道140号沿いに

 山や川の絶景スポットが多く、埼玉県の代表的な観光地である秩父エリア。特に、10月下旬から11月になると山のモミジやカエデ、ナナカマド、ブナ、ツツジなどが赤や黄色に紅葉し、各地で鮮やかな絶景が見られます。

 そこで、ドライブで気軽に楽しめる紅葉スポットをご紹介します。

 秩父地域おもてなし観光公社の担当者は定番の紅葉スポットについて、次のように話します。

 「秩父の定番観光スポットとしては、『大滝』や『三峯神社』、『豆焼橋』などが有名です。また、イチョウ並木が3kmと続く『秩父ミューズパーク』も人気です。

 秩父は埼玉県の4分の1ほどの大きさで、さまざまな紅葉スポットがあり長期間にわたって紅葉を楽しめるのが特徴です。

 例えば、長瀞の『月の石もみじ公園』では12月上旬まで長く紅葉を楽しめます」

パワースポットとしても人気の「三峯神社」
パワースポットとしても人気の「三峯神社」

 秩父市大滝は、荒川に沿って紅葉狩りが楽しめるエリアです。川に沿って並走する国道140号がメインのドライブルートです。

 まずは関越自動車道の花園ICから国道140号を通って大滝に入り、紅葉名所「金蔵落しの渓流」と、三峰山表参道入口の「登竜橋」へ。登竜橋はクルマを降りて遊歩道を歩くと、橋の朱色と紅葉の美しい対比が見られます。

 さらに川をさかのぼって、「滝沢ダム」を過ぎると、埼玉と山梨を結ぶ雁坂トンネルの渓谷に「豆焼橋」がかかっています。標高は1200mと高く、豆焼橋歩道からの眺めは絶景です。

 また、金蔵落しの渓流付近から大血川に沿ってクルマで15分ほど進むと、「大血川渓谷」の紅葉も見られます。

 三峰山の山頂を目指せば「三峯神社」もあり、境内の紅葉だけでなく、周囲の駐車場や展望台からの景色もみごとです。

 こうした大滝エリアでは、毎年、大滝紅葉祭りも開催され、ライトアップや様々なイベントが行われています。

 秩父の美しい山々を眺められるのは、花園ICから約50分の「秩父ミューズパーク」です。丘陵地にある公園なので、展望台から秩父市街地なども見渡せます。

 しかし、なんといっても紅葉シーズンのみどころは、約3kmにわたる500本のイチョウ並木です。道に敷き詰められた黄色葉の絨毯は、ここでしか味わえません。

 秩父の長瀞(ながとろ)エリアは関東屈指の景観地です。こちらでも長瀞紅葉まつりが開催されており、「月の石もみじ公園」はそのメイン会場です。イロハモミジやオオモミジなどが美しく、ライトアップも実施されます。荒川沿いにあり、花園ICからは約25分です。

●秩父の紅葉、穴場スポットは?

 ドライブで楽しめる紅葉はこれだけではありません。前出の秩父地域おもてなし観光公社の担当者は、穴場スポットについて次のように話します。

 「『秩父華厳の滝』周辺はまだそんなに知られておらず、穴場スポットです。11月中旬に滝をライトアップするイベントも行っており、自然の中で幻想的な景観と紅葉を楽しめます。

 また、11月から12月の頭は昼夜の寒暖差があり、湿度や風の条件によっては雲海を見ることができます。紅葉と一緒にさまざまな景観を楽しめることが秩父地域の魅力です」

穴場スポットになりそうな「秩父華厳の滝」
穴場スポットになりそうな「秩父華厳の滝」

 「秩父華厳の滝」は秩父郡皆野(みなの)町の奥地にあり、国道140号からは「皆野町役場入口」を進んで約20分です。

 赤い岩盤の崖に流れる滝が美しく、紅葉時期には夜間にライトアップされて幻想的な景色が見られます。

 滝の近くには日帰り温泉施設やオートキャンプ場などもあるので、アクティブに過ごすこともできます。

※  ※  ※

 10月下旬から山々がいっせいに色づく秩父エリア。各地でイベントも開催され、ドライブしながらエリア一帯の紅葉と景観が楽しめます。

Gallery 【画像】行ってみたい! 埼玉・秩父エリアの名所と穴場スポットを見る(10枚)

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