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BMWファンなら一度は行きたい! ドイツ・ミュンヘンにある“BMWの聖地”ってどんなところ? 実際に行ってみた

本社隣接のBMWミュージアムは10ユーロの価値あり

 続いて、BMWミュージアムに向かいます。入場料は、大人が10ユーロ(日本円で約1600円)。事前に、WEBサイトを通じて購入することも可能です。

街のランドマークとしても有名な「Hochhaus」と呼ばれる4本のシリンダーを組み合わせたデザインのBMW本社。隣接するのがBMWミュージアムだ
街のランドマークとしても有名な「Hochhaus」と呼ばれる4本のシリンダーを組み合わせたデザインのBMW本社。隣接するのがBMWミュージアムだ

 チケット購入前に、貴重品以外の手荷物は無料ロッカーに預け、小さな手荷物だけにすることを求められます。もちろん、カメラの持ち込みOK。これは展示物を傷つけない配慮のようですが、旅行者には不要な荷物を預けられるので、良い仕組みだと思います。

 さてミュージアムは平屋構造に見えますが、実は、地下に広がる構造。そして、広いだけでなく、複雑な経路となっています。ただ自由に戻れるので、あまり気にする必要は無さそうです。

 展示は、BMWの歴史を学べる年代別のものに加え、エンジンやモータースポーツなどのテーマ別にも分かれています。

 度肝を抜かれるのは、壁面に飾られたBMWモトラッドたち。本物のオートバイが、まるでミニカーコレクションのように並んでいます。その展示エリアの前が通路となっており、順路を進む度に、より下の展示が鑑賞できるようになっています。貴重なものばかりですが、ガラス越しで、ちょっと距離もあるため、撮影しにくいのは残念。でもオートバイはここだけではないのでご安心を……。

 その歴史をエンジンメーカーとしてスタートしているBMWだけに、エンジンに関する展示も充実。なんとエンジンだけのエリアがあるほどで、マニア心を擽ります。

 しかも2輪や4輪車向けだけでなく、かつて手がけていた航空機向けのものまで。そのひとつである「BMW 801」は、第二次大戦期に製造されていた航空機用の空冷二重星型14気筒エンジン。その特徴的な構造も見所のひとつといえます。

 もちろん、乗用車展示も見所満載。3シリーズを中心とした展示エリアでは、原点となるノイエクラッセの「1500」に加え、初代から5代目モデルを展示しています。新たな取り組みだった2代目での3シリーズ初の4WD車「325iX」や4代目の個性的なハッチバック「316Ti」も飾られています。

 この他にもメーカーの博物館らしいと感じたのが、90年代に活躍した高級大型クーペ「8シリーズ」のプロトタイプ「850iカブリオレ」があったこと。メインのクーペに続き、開発されたものの、市販化されなかった幻の8シリーズです。

 またこだわりのオープンカーモデル「Z1」や「Z8」も展示され、こちらも来場者たちに大人気。そして嬉しかったのが、ステージ上だけでなく、近づいて細部まで見れる展示車もあったこと。もちろん、触れることは厳禁ですが、内装や装備など細やかな部分までチェックできます。そこには、1934年の「BMW315/1」などの貴重なクラシックカーも含まれるのは、太っ腹としか言いようがありません。
 
 個人的に興味深かったのが、マイクロカー「イセッタ(1955年)」とスポーツセダン「2002TI(1968年)」の展示エリア。車両展示用ステージの周囲の壁には、たくさんの写真が飾られおり、それらは当時のオーナーたちが提供したもの。2台と共に生活した人々の暮しぶりや思い出を伺い知ることができます。

 また音楽ファンにおススメしたいのが、エルヴィスの「BMW 507」です。あのロックスター、エルヴィス・プレスリー氏の愛車だったものを、近年、レストアし、当時の姿を再現。元々、生産数自体が少なく車種なので、極めて貴重な上、伝説のロッカーの元愛車ですから、ぜひ見ておいて損はないでしょう。同車は伝説のロッカーへのリスペクトを込めた煌びやかな専用ブースにて展示されています。

 本館内には、別施設となる企画展エリアもあり、現在は、オートバイのBMWモトラッド創立100周年を記念したスポットを当てた「100 YEARS BMW MOTORRAD」を開催中。歴代のBMWモトラッドが15台以上展示されており、バイクファン必見の内容となっています。入場には、本館のチケットが使えるので、追加費用もありません。

エルヴィス・プレスリー氏の愛車だったBMW「507」
エルヴィス・プレスリー氏の愛車だったBMW「507」

※ ※ ※

 写真を撮りながらとはいえ、半日以上を過ごしたBMWワールドとBMWミュージアム。これだけ楽しめて、10ユーロというのはお得です。

 ミュージアムの展示エリア内にも、飲食こそ不可ですが、座って休憩できるスペースがあるので、ゆっくりと回ることもできます。

 そして、展示エリアの外にはカフェもあります。エンジン、技術、ブランド、モータースポーツ、歴史、市販車などと展示が多岐にわたるため、乗用車やオートバイばかりが溢れた展示内容ではありませんが、クルマやオートバイが好きならば、好奇心を刺激される内容であり、訪れて損はありません。ぜひ、ドイツ・ミュンヘン付近を尋ねる際は、足を運んでみてください。

 ちなみに施設には、有料の駐車場も完備されています。

Gallery 【画像】BMW好きなら一度は行きたい! ミュンヘンにある「BMWミュージアム」を見る(52枚)
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