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“普通二輪免許”で乗れるハーレーダビッドソンの魅力とは? “史上最安”アンダー70万円の「X350」でも“ハーレーらしさ”は味わえるか?

国産車にはないスゴさを感じた若き日のハーレー体験

 このように「X」シリーズは、さまざまな意味でこれまでのハーレーの常識を覆すモデルです。それだけに、従来のハーレーファンやハーレー乗りにとっては、違和感があるかもしれません。

ハーレーダビッドソン新型「X500」と「X350」
ハーレーダビッドソン新型「X500」と「X350」

 僕自身、これまで多くのハーレーに乗ってきましたが、「X350」と「X500」に試乗した際、初めてハーレーに触れた日のことを思い出しました。

 僕が初めてハーレーに乗ったのは今から20年以上前のこと。30代になって間もない頃です。雑誌の取材のための試乗でした。

 僕は10代の頃からバイクに乗ってきましたが、ホンダ、ヤマハ、カワサキといった国産車ばかりで、輸入車にはそれまで乗ったことがありませんでした。当時、ライダーにとって“ガイシャ”は今ほど一般的ではなく、まだ若かった僕にとって価格的にも存在としても高値の花だったのです。

 そのときに乗ったハーレーは「スポーツスター883」。その名のとおり、883ccのVツインエンジンを積んだ、当時のハーレーとしては最も小型で価格も一番リーズナブルなモデル(価格は車名をもじって88万3000円だった)でした。

 しかし初めてのハーレーは、僕にとってとても刺激的でした。車体が重い、クラッチやアクセルも重い、エンジンの振動がすごい! 走り出すとハンドルがブルブル震えてバックミラーが見えないのです。はっきりいって国産車の方がずっと乗りやすくて速いし、快適。「ハーレーってこんなに野蛮なバイクなのか」と思いました。

 しかし、国産車とは全く違うスゴさは、心に強く焼きついたのです。初めて外国に行ったときの驚きのようなものだったかもしれません。

 事実、その後はドゥカティ、BMW、モトグッツィなど、輸入車ばかりを乗り継ぎました(なぜかハーレーではなかったですが……)。輸入車を通じて知る“異文化”にすっかり魅せられてしまったのです。そして、1周回って国産車に戻ってきたのは、割と最近のことです。

Next“ハーレーらしさ”をしっかり感じられる「X」シリーズ
Gallery 【画像】ハーレー史上、最も安くて身近な「X350」と「X500」を写真で見る(60枚)
「カチッ」と日常をオフに。至福の時を刻む、マインドフルネス

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