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謎めいた「レアな“白いポルシェ”」の出自とは? いくらで落札された? オークションに登場した「ワケありコレクション」の価格を探る

コレクションの中から全56台がオークションに

 ほぼすべてのポルシェが真っ白に塗られていた謎めいたコレクション「The White Collection」が、先ごろRMサザビーズのオークションで競りにかけられました。

 今回は気になるその落札価格についてチェックしたいと思います。

ポルシェ「918スパイダー」を始めとする貴重なモデルを取りそろえた「The White Collection」がオークションの競りにかけられた(C)RM Sotheby's
ポルシェ「918スパイダー」を始めとする貴重なモデルを取りそろえた「The White Collection」がオークションの競りにかけられた(C)RM Sotheby's

 2018年11月、ポルシェ・クラブ・オブ・アメリカは非常にミステリアスなYouTube動画を公開しました。そのタイトルは「The White Collection」。

 その動画において、65台もの真っ白なポルシェの存在が明らかになりました。しかし、コレクションされている場所やオーナーは一切不明。動画内では、Caretaker(管理人)であるカール・バウアーという人物が同コレクションを紹介していました。

 バウアー氏は現在、ブロード・アロー・オークションズで出品車両の調査・評価をおこなうリサーチ部門の責任者を務めています。同社のWEBサイトによると、バウアー氏はカーコレクションの管理全般を専門とするコンサルティング会社を約10年間経営していたそうです。今回の「The White Collection」は、彼のアドバイスにより構築されたものなのでしょう。

 そんな「The White Collection」が、2023年12月1日から2日にかけてRMサザビーズのオークションで競りにかけられました。オーナー名は明らかにされませんでしたが、オークション会場は「The White Collectionが存在するテキサス州のヒューストン」とアナウンスされています。

 2018年に公開されたYouTube動画では、全部で65台のポルシェが紹介されていましたが、今回、出品されたのはそのうちの56台。YouTube内でも語られていましたが、「The White Collection」では常にコレクションアイテムの“出入り”があったそうです。

 ほぼすべての車両が真っ白なボディカラーをまとっていますが、ごくわずかにグレー系1台、クリーム系4台、そして小豆色の1台も含まれています。

 さらに、ポルシェ製のトラクターや1955年式のフォルクスワーゲン“ビートル(カスタム仕様)”、ポルシェとは無関係のクラシックカー3台も出品されました。

Nextいずれのコレクションもかなりの高額で落札
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