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いまも速度無制限!? ドイツの高速道路「アウトバーン」を走るにはどうすればいい? 気をつけるべき交通ルールとは

速度無制限区間では追越車線を200km/h以上で走るクルマもいる

 当たり前ですが、アウトバーンは上下線が完全に分離されているので、走行車線を間違える心配はなく、市街地よりも走りやすいと感じました。

アウトバーンのサービスエリア。日本の高速道路のSAにも匹敵する品物の充実さだ
アウトバーンのサービスエリア。日本の高速道路のSAにも匹敵する品物の充実さだ

 ただし、速度無制限区間だけは、少し状況は変わります。

 なんと追越車線を200km/hに迫る、いやそれ以上のスピードで駆け抜けていくクルマが現れるからです。

 彼らが追い抜いていく際には、大きな風切り音とともに風圧も感じます。車重の軽い小さなクルマには、ちょっとヒヤッとすることでしょう。

 このため、追越車線に車線変更する際は十分な注意が必要。なぜならば、遥か後方から追い上げてきたクルマでも進路を妨害されたと感じると、容赦なくパッシングが浴びせられるから。意外と殺伐とした空気感もあるのです。
 
 追い越し車線の主役は、高性能セダンやスポーツカーなどですが、今はEVも同様にかっ飛んでいきます。彼の地のEVオーナーは、エコドライブに徹する人ばかりではないようです。

 もうひとつ、走りにくいと感じたシーンが道路工事エリア。車線規制用のブロックが車線上にきっちりと並べられており、隣の車線でも圧迫感があるためです。日本の道路工事の規制の方が、安全かつ親切だと思いました。

※ ※ ※

 長距離移動が基本となるアウトバーンだけに、休憩できるサービスエリアとパーキングエリアも充実。

 サービスエリアには、ガソリンスタンド、急速充電スタンド、売店、軽食コーナーなどが設けられているのは、日本のサービスエリア同様ですが、なんとトイレが有料。しかも、1回1ユーロもします。

アウトバーンにある有料トイレ
アウトバーンにある有料トイレ

 入口の券売機で支払いをすると、ゲートが解放され入場可能に。さすが有料トイレとあって、内部は常に清掃されており、とても綺麗で、清潔感は日本のトイレにも負けません。

 驚いたのが、個室の便座の自働清掃機能が備わっていたこと。個室内ゆえに、思わず回る便座を写真に収めてしまいました……。

 1ユーロはちょっと高いとは思いますが、一部店舗では、商品購入の割引券になっており、必ずしも全額がトイレ代になるわけではないようです。

 ここからは、ちょっと汚い話になりますが、基本無人となるパーキングエリアにもトイレはあり、こちらは無料です。しかし、一度だけ立ち寄ってみましたが、とても使える状態ではなく、次のパーキングエリアまで我慢することに。それだけの環境の差があれば、誰もが有料トイレにお金を支払うのも納得です。またトイレの清掃員が居ない時間なのか、有料トイレが無料で使えたシーンも有りました。

 ドイツでの走行でもっとも気を付けなくてはならないのが、速度の取り締まり。市街地や高速道路には、日本の道路同様に、オービスが設置されているためです。ただし、日本より速度超過には厳しいようなのです。

 とくに市街地にある30km/h区間でもオービスが設置されており、数km/hオーバーからしっかりと取り締まられます。

 私も市街地をゆっくり走っていた際に、前方車との車間が開きすぎたため、後方からの接近車両に気を使い、加速した直後に、「ピカッ」という発光が……。そう、オービスが光ったのです。日本のオービスとはデザインも異なるので、より注意を払うべきでした。

 帰国後、レンタカー会社から、「取締局から違反の通知が来たので、連絡先を教えた」という手紙とともに、その手数料の請求が。なんと通知手数料だけで、29.75ユーロも請求され、自動的にクレジットカードから引き落とされるとのこと。

 さらに反則金も別途、取締局から支払い通知が届く模様。自身の過ちとはいえ、旅先から不幸の手紙が届くのはつらいもの。海外で運転する際は、速度超過には十分にご注意を。

※ ※ ※

 多少のトラブルはあったものの、ドイツのドライブは刺激的かつ楽しいものでした。

 古い街並みの市街地の道路では欧州らしい景色が楽しめ、速度無制限の高速道路「アウトバーン」では速度を気にせず走るなんて、非日常が味わえたからです。あなたがクルマ好きならば、ぜひ一度は体験しておくべきとおススメします。ただし、上記のように交通事情の違いや厳格な交通取り締まりもあるので、くれぐれも予習と注意を怠らないようにしてください。
 

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