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いまも速度無制限!? ドイツの高速道路「アウトバーン」を走るにはどうすればいい? 気をつけるべき交通ルールとは

ドイツ国内でクルマを運転するには何が必要?

 世界有数の自動車大国であるドイツの名物といっても良い存在が、速度無制限の高速道路「アウトバーン」でしょう。

 今回は、初ドイツ取材で約1400kmをクルマで移動した筆者が体験したドイツの高速道路を中心とした道路事情をお伝えします。

ドイツの高速道路「アウトバーン」。クルマ好きなら一度は走ってみたい道路だが
ドイツの高速道路「アウトバーン」。クルマ好きなら一度は走ってみたい道路だが

 ドイツで日本人がクルマを運転するには、忘れてならないものが日本の運転免許証です。

 ただし、それだけでは不足。ドイツ大使館公式サイトの情報によると、「ドイツ国内で運転する場合、6ヶ月以内ならば、日本の運転免許証とそのドイツ語訳、あるいは日本の運転免許証と国際免許証(※国外免許証)を両方所持すること」とあります。

 ここで翻訳文を用意すればOKなんだ、と思うのは早合点です。翻訳は、在独日本大使館及び総領事館、ドイツ各地のADAC(※日本のJAFに相当)、ドイツ国内の公式翻訳を有する翻訳者に限定されているからです。このため、国外免許証を用意するのがベターといえます。

 国外免許証の発行は、住民票のある都道府県のみ。申請場所についても地域差があるので、都道府県の警察WEBサイト等でご確認を。

 申請の際は、指定条件に合致した写真とパスポートまたは海外等意向を証明する書類が必要。さらに即日発行可能な場所と後日渡しとなる場所があるので、時間が無い場合は、即日発行の場所を選びましょう。

 本来、国外免許証との組み合わせで日本の運転免許証が適合となるのは、ジュネーブ条約加盟国のみ。ただドイツが上記の条件で運転を認めているので、問題はありません。国外免許証の発行手数料は2350円。1年間有効ですが、その効力は、運転免許証の有効期限が優先されます。

 ドイツでの運転の最大の難関は、日本とは真逆となる右側通行でしょう。当然、自動車も左ハンドル車のみですが、基本的には周りの運転に合わせていれば間違えることはありません。

 ただ周囲にクルマが走っていない状況だと、交差点で迷いが生じます。とくに夜間の市街地は、街灯が少ないため、油断大敵です。

 もうひとつ重要なのが、道路標識と信号などの交通ルール。道路標識は、誰にでも直感的に理解できるようにデザインされているため、事前に種類や表示を理解しておけば判断しやすいといえます。ただし、地名の表示はドイツ語のみなのが大変です。ですので合わせて記載される道路番号も参考にしましょう。

 信号は日本同様に、赤、黄、緑の表示なので、注視していれば問題ありません。

 そして、一般道に多い特徴的構造が、ランナバウト。日本でも少しずつ設置されるようになった信号のないロータリーの交差点です。ただ街中で、侵入や脱出にもたついていると、直ぐにクラクションの嵐。どうもドイツのドライバーは、意外とクラクションを鳴らすことに抵抗が無いようです。

 さて、本題である高速道路「アウトバーン」です。

 アウトバーンは速度無制限で有名ですが、現在は、場所や時間で速度制限が設けられており、道路上に固定式及び切り替え可能な速度制限表示が掲げられています。

 走行レーンは3車線で、進行方向の一番右がトレーラー/トラック優先、走行車線、追越車線となっています。

 トラック優先となる最右端には、キャンピングトレーラーも多数見受けられますが、米国と異なるのは、牽引車の多くが普通の乗用車であること。セダンやステーションワゴンだけでなく、コンパクトなハッチバックの姿も。これはキャンピングトレーラーの作りの違いがあり、欧州のものは比較的軽量に作られているためです。

 車線は広めで、山間部を除けば、直線と緩やかなカーブの組み合わせで、進行方向の見通しの良い作り。これも速度無制限を意識した作りなのかもしれません。

Next速度無制限区間では追越車線を200km/h以上で走るクルマもいる
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