進化したトヨタ新型「GRヤリス」世界初公開! 走りのためにコックピットを刷新 “スポーツ走行に最適化”した「斬新なAT」の実力とは?
モータースポーツ参戦を意識して改良されたエクステリア
新型GRヤリスは、今回の改良に合わせて1.6リッターエンジンの最高出力と最大トルクが引き上げられているのも見逃せません。

最高出力は従来モデルの272psから304psへ、最大トルクは従来の370Nmから400Nmへとアップ。これらの進化は、モータースポーツにおける戦闘力向上を踏まえたものだといいます。
また新型GRヤリスのエクステリアは、モータースポーツ現場の声を反映してデザイン変更が加えられています。
フロントマスクでは、ロアグリルが薄型化と軽量化を果たしながら強度を確保できるスチールメッシュ仕様となりました。また、バンパーのロアサイドには分割構造を新採用。これにより、モータースポーツ参戦時に石などの飛来物によって損傷が生じても復元・交換作業を容易となり、修復費用の低減を実現します。
ちなみにサイドのロアグリルは、開口部の大きい形状に変更することで冷却性能を確保。さらに、バンパーサイドにアウトレットを設けることでサブラジエーターやATフルードクーラーの熱をより効果的に排出できるようにしています。
リア回りでは、ロアガーニッシュの下端に設けた開口部からフロア下からの空気を抜くことで空気抵抗を下げて操縦安定性を向上させるとともに、マフラーの熱を効果的に排出します。
また、モータースポーツ参戦時の損傷回避と視認性確保を考慮してリアランプ類を集約化。一文字につながる一体感のある新しいテールランプは、ひと目で新型GRヤリスと分かる新たな個性を表現しています。
さらに、ハイマウントストップランプとリアスポイラーを別体化。リアスポイラーのカスタマイズ性を拡張しています。
そのほかシャシー回りでは、ボディとショックアブソーバーを締結するボルトの本数を1本から3本へと増やし、走行中のアライメント変化を抑制。これによりステアリング操作に対する車両挙動の応答性が高まり、操縦安定性が向上したといいます。
また、操縦安定性と乗り心地の向上を目指してボディのスポット溶接打点数を約13%増やすとともに、構造用接着剤の塗布部位を約24%拡大。よりハードな走りに耐えるべく強化されたシャシーとボディも見逃せません。
* * *
このように、大幅に進化を遂げた新型GRヤリスですが、TGRはモータースポーツを起点とした“もっといいクルマづくり”に終わりはないと宣言しています。
さまざまなモータースポーツに参戦し、多彩な顔ぶれのドライバーとともに進化を続けるGRヤリスから、今後とも目が離せません。
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