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バイク界に君臨する“王者”が10年ぶりに進化を遂げた! 2輪の“最強SUV” BMW「R1300GS」のスゴさとは? 公道で体験

シリーズ最強のスペックをより扱いやすく

 もうひとつ、R1300GSで感じた「軽さ」はエンジンのフィーリングです。

全方位的な走りのブラッシュアップに加え、「扱いやすさ」や「乗りやすさ」も兼ね備えたBMWの新しいアドベンチャーバイク「R1300GS」
全方位的な走りのブラッシュアップに加え、「扱いやすさ」や「乗りやすさ」も兼ね備えたBMWの新しいアドベンチャーバイク「R1300GS」

 GSの特徴であるボクサーツイン=水平対向2気筒エンジンは、排気量を1254ccから1300ccへと拡大し、パワーとトルクも145ps/149Nmと、これまでのシリーズ最強スペックとなりました。

 しかし、その回転感覚はむしろスムーズになっているのです。ビッグツイン特有の振動や鼓動は軽減され、まるでミドルクラスのエンジンのように軽やかに回ります。

 アクセルを開けたときに車体が「ブルン!」と横に振られるボクサーエンジン特有のトルクリアクションもほとんど感じられなくなり、個人的には“クセ”がなくなりすぎて、少し物足りなく感じたほど……。

 軽くスムーズになった回転とともに、パワーとトルクの出方もなめらかになっています。特に極低速域からアクセルを開けていったときにガクガクすることなくスーッと加速していくところなど、「これが1300ccのツインなのか?」と思うほどの繊細さに驚かされました。

 先述した車体の「軽さ」とエンジンの「扱いやすさ」が相まって、BMWのねらいどおり、GSという“キング・オブ・アドベンチャー”に対する敷居がぐっと下がったことを実感できました。

 ちなみに、R1300GSは電子制御デバイスの面でも大幅な進化を遂げています。

 先述のアダプティブ・ビークルハイトコントロールに加え、アダプティブクルーズコントロール、コーナリングライト、レーンチェンジワーニングといった運転支援装備、電動スクリーン、グリップヒーター、シートヒーターといった快適装備、ツアラーとしての快適性を向上させるあらゆる機能が備わっています。

 また、ハンドル右側に備わるボタンで「レイン」「ロード」「ダイナミック」「エンデューロ」という4つのライディングモードを切り替えれば、エンジンの出力特性だけでなく、サスペンションやブレーキなども統合制御され、あらゆる路面やシチュエーションにおいて快適に走破することができます。

* * *

 オン/オフを問わない全方位的な走りのブラッシュアップに加え、「扱いやすさ」「乗りやすさ」を兼ね備えた新型GSは、まさに期待に違わぬ進化を遂げていました。

 新しいR1300GSは、アドベンチャーバイクのカテゴリーにおける新たなベンチマークとなるのは間違いないでしょう。

●製品仕様
■R1300GS ツーリング
・価格(消費税込):324万5000円
・サイズ:2175×830×1135mm
・重量:172kg
・エンジン:水冷水平対向2気筒DOHC
・総排気量:1300cc
・最高出力:145ps/7750rpm
・最大トルク:149Nm/6500rpm

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「カチッ」と日常をオフに。至福の時を刻む、マインドフルネス

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