24年前の日産「スカイラインGT-R」が1億円!? なぜ国産スポーツカーは軒並み高騰? 豪州で見つかったR34GT-Rの“数奇な運命”とは
日本では一度も登録されたことがない右ハンドル車
オーストラリアでは2021年に法改正がおこなわれ、中古車の個人輸入に関する規制が大幅に緩和されています。
しかし、それまでは非常に厳しい規制が設けられていたため、ポップ氏はかなりの苦労をしてR34を輸入したようです。

その後、現在にいたるまで、このR34はポップ氏のもとで丁寧に管理されてきたこの個体は、完全にオリジナルの状態が保たれており、内外装のコンディションも非常に良好です。
出品者によれば、ポップ氏はこれまで25年間にわたって月1回30分間エンジンを始動させることをおこたらず、保管も室内かつ高品質のカバーを掛けた状態でおこなわれてきたようです。
そんなポップ氏は、2024年7月に84歳を迎えるようです。この個体を売却する理由は明かされていませんが、少なからず、この名車を次世代へと引き継ぎたいという想いがあるのかもしれません。
※ ※ ※
R34スカイラインGT-Rをはじめとする1990年代の国産スポーツカーが高騰している背景には、いわゆる「25年ルール」の影響が大きいと言われています。
右側通行を採用しているアメリカでは、保安基準の関係などから、右ハンドルのクルマは原則として公道を走行することができません。
正確に言えば、特殊な手続きを経ることで右ハンドル車でも公道を走行することは可能です。ただ、非常に厳しい条件を満たす必要があるため、事実上不可能であると考えられています。
一方、生産から25年が経過したクルマに関しては各種の法規制が緩和されるため、比較的簡易な手続きで右ハンドル車を公道で使用することができます。
その結果、生産から25年以上が経過しており、なおかつ当時アメリカで販売されることのなかったモデルを中心に、相場が急上昇しています。
とくに、2024年はこの時代の国産スポーツカーの金字塔であるR34スカイラインGT-Rが新たに“解禁”される年でもあり、その動向に注目が集まっています。
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