日産の新スポーツSUVで感じた「3つの本気」 “R32型「GT-R」級の速さ”以外にも魅力が満載! 新型「アリアNISMO」の実力とは
空力を計算し尽くした“効く”エアロパーツ
そんな「アリアNISMO」は、エクステリアの仕立てもこだわりを感じさせる仕上がりです。

多彩なエアロパーツが追加装備され、レーシーなスタイリングとなっているのが最大の特徴。しかも、NISMOブランドを冠するだけに当然といえば当然ですが、それらがしっかりと機能を備えたデザインになっているのです。
「エアロパーツだから当たり前じゃないの?」と思う人もいるかもしれませんが、実は世の中には、性能アップを確認できていない“見た目だけのエアロパーツ”も少なくないのです。
その点、「アリアNISMO」は、ベースモデルに対して空気抵抗係数を6%削減しつつ、揚力係数も40%削減しています。空気をスムーズに流しながら、車体が浮き上がらない空力特性を手に入れています。
フロントバンパーはベースモデルよりも大きくなり、左右のスリットからホイールハウス内に入る風と、バンパー下部のカナードが生み出す渦によってホイールハウス内から排出を促された風がダウンフォースを生成。
リアは、追加されたダックテールスポイラーが、車体上部を流れる風と車体下部から流れてきた風とが合流して渦になる地点を車体のより後方にズラすことで、空気抵抗を減らしています。
加えて、リアの車体下部に備わるディフューザーをベースモデルと比べて長くワイドな形状とすること、ダウンフォースを生み出して車体の浮き上がりを防止しています。
EVは空気抵抗が増えると、航続距離が著しく低下するなどガソリン車以上のデメリットが生じます。「アリアNISMO」の開発者は、「車体上に何かを追加してダウンフォースを増やせば空気抵抗が増えるので、できるだけ空気抵抗が増えない車体の下部でダウンフォースを増やすよう注力した」と開発を振り返ります。
このように「アリアNISMO」のエアロパーツは、見た目のカッコよさを演出するためではなく、空力を計算し尽くした実際に“効く”エアロパーツとなっているのです。
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目的に対して一切の妥協なく力を注いで開発する……もしも工業製品が「本物であるか否か」を判断するポイントがそこにあるとすれば、こだわりが詰まった「アリアNISMO」は間違いなく「本物」といえるでしょう。
「アリアNISMO」には、ベースモデルにはない「本物」ならではの“オーラ”がただよっているのです。
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