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「スポーティなルックス」だけど乗りやすい! なぜ? トライアンフの新しい“3気筒スポーツバイク”「デイトナ660」は走りの奥深さに驚きます

トライアンフらしく3気筒エンジンを搭載

 トライアンフの「デイトナ」といえば、同ブランドの3気筒エンジンの魅力を世に知らしめた名シリーズです。

スポーティなルックスと、トライアンフの代名詞的な存在である3気筒エンジン、さらに懐の深いハンドリングを具現した「デイトナ660」
スポーティなルックスと、トライアンフの代名詞的な存在である3気筒エンジン、さらに懐の深いハンドリングを具現した「デイトナ660」

 2006年に登場した「デイトナ675」は、スーパースポーツバイクの秀作として高い評価を獲得。同モデルに積まれたエンジンをその後、排気量を765ccへと拡大。現在でもロードレース世界選手権のMoto2クラスに供給されています。

「デイトナ675」は2016年に生産を終了しましたが、2024年1月の新型「デイトナ660」の登場により、その名が復活しました。

「デイトナ660」に搭載される3気筒エンジンは、現行の「ストリートトリプル」に積まれる765ccではなく、排気量が660ccとなっています。2021年に発売されたミドルネイキッドバイク「トライデント660」のものをベースとしています。

 最高出力は95psと、「トライデント660」の81psに比べてかなりのパワーアップが図られています。その発生回転数も1万1250rpmと1000rpm高められており、より高回転型エンジンとなっている模様。ちなみにレッドゾーンは、1万2650rpmからとなっています。

●エントリーライダーからベテランまで楽しめるハンドリング

 フルカウルにシャープな2眼ヘッドライトを装備した「トライデント660」のルックスはアグレッシブな印象です。

 しかし、セパレートタイプのハンドルが比較的高い位置にマウントされており、ライディングポジションは前傾がキツすぎない適度なもの。ステップの位置も高すぎないため、長時間のライディングでも疲れにくいのが印象的です。

 3段階に切り替えられるライディングモードを中間の「ロード」にして走り始めると、ルックスから想像するよりはるかに乗りやすいことに驚かされます。

 特にエンジンは、最大トルクの80%を3125rpmで発生するというトルクフルな特性。非常にストリート向きといえます。これなら始めてスーパースポーツバイクに乗る人でも安心してライディングを楽しめそうです。

 ただし、ライディングモードを「スポーツ」に切り替えると、おだやかな印象は一変します。

 低回転域から力強いトルクを感じられるところは「ロード」と同様ですが、レスポンスがより鋭くなり、スーパースポーツバイクらしいダッシュ力を堪能できます。モード切り替えを備えたバイクが昨今、増えていますが、これだけの“キャラ変”を楽しめるモデルは多くはありません。

 ハンドリングについては、かつて一世を風靡した「デイトナ」の名を受け継ぐモデルだけに、キレがあります。

 とはいえ、足回りのセッティングは硬すぎることはなく、街中の交差点を曲がる際などに緊張を強いられることはありません。それでいて、荷重をかけていくとしっかりと仕事をするサスペンションは、ビギナーだけでなくベテランライダーも満足できる仕上がりです。

* * *

 スポーティなルックスと、トライアンフの代名詞的な存在である3気筒エンジン、さらに、街乗りからワインディングまで楽しめる懐の深いハンドリングと、多彩な魅力を併せ持つ「デイトナ660」。これからスポーツライディングを楽しみたいと考えているエントリー層から、カリカリのスーパースポーツではないバイクが欲しいベテランまで、多くのライダーを虜にする魅力を備えています。

●製品仕様
・価格(消費税込):108万5000円
・サイズ:全幅736mm、全高1145.2mm
・ホイールベース:1425.6mm
・シート高:810mm
・重量:201kg
・エンジン:水冷3気筒DOHC4バルブ
・総排気量:660cc
・最高出力:95ps/1万1250rpm
・最大トルク:69Nm/8250rpm

Gallery 【画像】「えっ!…」これがトライアンフの真価を存分に味わえる新型「デイトナ660」です(20枚)
「カチッ」と日常をオフに。至福の時を刻む、マインドフルネス

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