超軽量のテクノモンスターのスーツケースは、引き心地も最高!
イタリア職人の手業が光る逸品
テクノモンスターで扱うカーボンファイバーは、いわゆるドライカーボンと呼ばれるものだ。このドライカーボンはプリプレグを型に貼り、真空引きしたあとにオートクレーブで焼き固めて出来上がる。
このあと、製品に仕上げるための加工が必要なのだが、ここにテクノモンスターの技術が隠されていた。
焼き上がったカーボンファイバーを切断、面取り、穴空け加工するのは、その強度故に非常に難しい技術を必要とする。また、カーボンファイバーのトランクボディにそのままファスナーを縫いつけるといった技術も、テクノモンスターでは独自に開発。こうした目立たないところに、多くの技術が注ぎ込まれている。
組立の作業は、すべてハンドメイドだ。キャスターや金具などのパーツを組み込むのはもちろんのこと、カーボン製の細かなパーツなども、職人の手で最終的な仕上げが施され、組み立てられる。
一般的な工業製品は、大量生産するために、ひとつひとつのパーツのコストをいかに抑えるか、また組立ラインでの作業効率をあげるために簡素化されるものだが、テクノモンスターの製品は、まったくその逆をいく。
組立の行程はむしろ複雑化され、精度と強度をあげるためにパーツ点数は多くなっている。そしてそれらは、職人の手によってひとつの形に仕上げられているのだ。たとえばカーボンファイバーを使ったテレスコープハンドルは、パーツ点数だけでも30点近くにもなる。
もちろんパーツ点数が多くなり、スーツケースの重量がかさばるのでは意味がない。スーツケースに使う素材に軽量で強度のあるカーボンファイバーやチタン、アルミニウムを多用しているので、テクノモンスターのスーツケースは驚くほど軽い。
ただし、それらの素材は加工が非常に難しい。そこにテクノモンスターの職人たちの技術力が必要とされるのだ。
さらにキャスターへのこだわりが尋常ではない。アルミニウム製のフォーク部はオリジナルのデザインで、ベアリングやシャフト、そして車輪も、妥協のないパーツが選ばれている。
キャスターは、職人がひとつひとつ丁寧に手作業で組み立て、スーツケースに取り付けられる。大量生産では見ることができない、きめ細やかな職人の技が光る。少量生産だからこそ対応できる、パーソナライゼーションのオーダーも受け付けてくれる。
イタリアでパーソナライゼーションといえば、ランボルギーニのアドペルソナムを思い浮かぶが、テクノモンスターはランボルギーニとコラボレーションしたスーツケースやバッグもリリースしている。
カーボンモノコックを採用するランボルギーニは、独自にカーボン技術を研究開発していることでも知られている。こうしたことから、テクノモンスターのカーボンボディのスーツケースとの親和性は高い。
このテクノモンスターとランボルギーニのダブルネームのスーツケース、素材だけでなく、「スピード」という意味でも親和性が高い。2018年にニュルブルクリンク北コースで市販車最速をマークした「アヴェンタドールSVJ」の例を出すまでもなく、ランボルギーニはスピードにこだわり続けたブランド。そしてテクノモンスターの世界一「快速」の引き心地のスーツケース。ともにイタリアのブランドという共通項もある。
テクノモンスターに実際に触れてみたいという方は、銀座にあるテクノモンスターを取り扱うセレクトショップ「HIKO」を一度訪れてみるといいだろう。
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