BMW新型「X3」世界初公開! 第4世代に進化した世界で人気の“ミドルSUV”はどう変わった?
日本での登場は2025年1月以降!?
独BMW AGは2024年6月19日、ミドルクラスSUV「X3」をフルモデルチェンジ、新型を発表しました。

X3は、BMWのプレミアム ミドルクラスSAVです。SAVと「スポーツ・アクティビティ・ビークル」の略で、BMWではSUVのことをSAVと呼んでいます。
初代X3は2003年に発表(日本仕様は2004年に発売)され、以来プレミアム ミドルクラスSAVというセグメント確立、BMW Xモデルの人気の着実な成長に役立ち、実際、2023年にブランドのベストセラーモデルになりました。
今回の新型は第4世代にあたります。
新型X3のボディサイズは、全長が4755mm(従来型+34mm)、全幅が1920mm(同+29mm)、全高が1660mm(同ー25mm)と、長く、ワイドで、低くなり、パワフルでスポーティな外観となっています。
直立したフロントエンドの大きなキドニーグリルは、存在感を強めています。グリル内部は垂直方向と斜め方向のバーで構成されています。オプションで、グリルの周囲を光らせることもできます。
LEDヘッドランプのデイタイムランニングランプやターンシグナルは、すべてL字型のランプで機能します。
大胆なサイドスカートとリアエンドの奥深くに伸びるルーフラインが、新型X3のシルエットの際立った特徴です。フレアホイールアーチは、リアにグラマラスな印象を与えます。フラッシュマウントされたリアウインドーは、長いルーフスポイラーと隣接するサイドエアディフレクターで囲まれています。
特徴的なT字型グラフィックと一体型ターンシグナルインジケーターを備えたサテン状の水平バータイプのテールランプは、非常にモダンな印象を与えてくれます。
室内は、堅牢なSAVらしい機能と十分な広さ、そして個性的なスタイルに満ちたプレミアムな雰囲気を融合させています。BMWカーブディスプレイ、BMWインタラクションバー、フラットボトムリム付きステアリングホイール、新形状のギアセレクターレバーは、BMWらしいドライバーオリエンテッドなコクピットを形成しています。
ラゲッジスペースはSAVらしい容量があり、リアシート使用時で570リッター、リアシートバックを全倒すれば最大1700リッターまで拡大します(後述するX3 30e Xドライブでは460リッターから1600リッター)。

本国仕様の新型X3は、以下の4グレードが設定されています。
まず、プラグインハイブリッドの「X3 30e xドライブ」。パワートレーンは、2リッター直列4気筒ガソリンエンジンと8速ステップトロニックATに統合された電気モーターです。システム最大出力は、220kW(299馬力)を発生します。モーターだけで81〜90kmの走行が可能です。
トップグレードの「X3 M50 xドライブ」は、Mパフォーマンスモデルに搭載されている3リッター直列6気筒ガソリンエンジンにMツインパワーターボと48Vマイルドハイブリッドも装着し、293kW(398馬力)の最高出力で8速ステップトロニックを介して四輪を駆動します。0-100km/h加速は4.6秒です。
2リッター直4ガソリンエンジンを搭載した「X3 20 xドライブ」は153kW(208馬力)の最高出力を発生し、0-100km/h加速は7.8秒です。
2リッター直4ディーゼルエンジンを搭載した「X3 20d xドライブ」は145kW(197馬力)の最高出力で、0-100km/h加速は7.7秒となっています。
X3 20とX3 20dは、いずれも48Vマイルドハイブリッドも採用しています。また、直6ディーゼルエンジン搭載車も、2025年夏には追加設定される予定です。
直感的で簡単な制御を提供するクイックセレクトを備えたBMW iドライブの最新バージョン、サブスクリプションベースで各国で利用可能な特定のアプリを車内で使用することができるBMWデジタルプレミアムも標準装備され、スマートフォンとのリンクも可能です。
※ ※ ※
新型X3は、米国のスパルタンバーグ工場と南アフリカのロスリン工場で製造され、2024年の第4四半期からヨーロッパと米国に投入されます。
2025年1月からその他の地域にも投入される予定となっているため、日本仕様の登場は2025年以降になるでしょう。
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