日本にはないトヨタ「GR」が存在!? 世界中で高い人気のスポーツブランド 東南アジアのモーターショーで見た“GRモデル”とは
世界戦略クロカン系SUVにも用意されるGRスポーツ
実はFRのSUV「ラッシュGRスポーツ」
かつて日本でも、コンパクトSUV「ラッシュ」が販売されていたことは記憶に新しいですが、2代目となる現行型は、より大きな海外専売車に。それでも伝統のFRレイアウトを受け継いだSUVであることは同様で、2017年11月にインドネシアで発表されました。

現行型ラッシュは、インドネシアのミディアムSUVで、20%を超えるシェアを持つ人気ぶり。さらに驚くべきことに、ラッシュ全体の約83%がGRスポーツという高い人気を誇っています。
そのスポーティバージョンである「ラッシュGRスポーツ」は、2024年4月に改良を受けたばかりの最新仕様です。エクステリアでは、ブラックのアクセントを拡大することで、よりスポーティさと力強さを強調したそう。標準車と比べ、バンパーやサイドの下部の張り出しも強調されています。
ボディサイズは、大型化したといっても、全長4435mm×全幅1695mm×全高1705mmという扱いやすいサイズ感を維持しており、さらに3列7人乗りを実現しています。エンジンは、1.5L直列4気筒DOHCで、5速MTと4速ATが用意されています。
内外装仕様の違いだけに、標準車との価格差も小さいことも人気の理由のようです。現行型もダイハツのインドネシア工場で生産され、供給されています。
日本にはないやんちゃ仕様の「ライズGRスポーツ」
日本でも人気が高いコンパクトSUV「ライズ」ですが、こちらではしっかりと「GRスポーツ」が設定されています。

現地では、1.2L直列3気筒エンジン車と1.0L直列3気筒ターボ車が設定され、5速MTとCVTが選べるようになっています。その中で、GRスポーツは、1.0LターボのCVTのみの最上級車として展開されています。
外装はエアロパーツの追加とドアミラーやアルミホイールのブラック化などを実施。内装では、GRアクセントを取り入れたコンビシートやディスプレイオーディオ、スタートボタンなどを採用しています。2021年の導入当初には、受注全体の80%越えを記録した人気グレードだそうです。
本格オフローダーな「フォーチュナーGRスポーツ」
最後に、タフなGRスポーツを紹介しましょう。世界戦略クロカン系SUVとして活躍する「フォーチュナー」にも「GRスポーツ」が設定されています。

ラダーフレームを備える3列7人乗りSUVであるフォーチュナーには、エンジンや駆動の異なるGRスポーツを設定しています。
2.7L直列4気筒ガソリンエンジンの後輪駆動車、ディーゼル仕様の2.8L直列4気筒ターボエンジン車は、後輪駆動とパートタイム4WDの選択が可能。トランスミッションは、後輪駆動仕様が6速AT、パートタイム4WDが6速MTとなります。ちなみに、フォーチュナーでパートタイム4WDが選べるのは、GRスポーツのみとなっています。
外観上の違いは、エアロバンパースポイラーやGRエンブレム付きフロントグリル、サイドスカートなどの専用アイテムに加え、ブラックアルミホイールなどを専用品として採用。内装では、GRロゴをあしらったキックプレート、フロアマット、スタートボタン、ヘッドレスト、ステアリングなどが追加されています。
やはり最上位グレードの扱いとなり、アラウンドビューモニターやスマートフォン用ワイヤレスチャージングなどを標準化しています。キャラクターとしては、ドレスアップ中心のピックアップトラック「ハイラックスGRスポーツ」に近いといえそうです。
※ ※ ※
日本では、足回りやボディに専用チューンが施されることが多いGRスポーツですが、海外ではドレスアップ仕様が基本となります。
そのため、標準車より少し高いくらいの手頃な価格を実現していますが、日本仕様と比べると、スポーツ度は低めなのも事実。その中で、メーカーチューンが施されたエントリーモデル「アギアGRスポーツ」は、インドネシアでGRイズムを強く盛り込んだ重要な存在といえそうです。
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