ゆっくり流すのがおしゃれ「優雅な高級オープンカー」公道での印象は? メルセデス・ベンツ「CLEカブリオレ」は美しいデザインも見どころです
優雅に走らせるのが似合うおだやかな乗り味
今回、「CLE200カブリオレ」の実車に触れてみて意外だったのは、実用性が思いのほか高かったことです。

例えばリアシートは、飾りとか荷物置き場といったレベルではなく、クーペをベースにしたオープンカーでは珍しく、短時間であれば大人も座れる実用的なもの。
またラゲッジスペースも、ルーフを閉じた状態であれば十分な奥行きがあり、385リットルという荷室容量からは信じられないほど良好な使い勝手を提供してくれます。
さらにラゲッジスペースは、左右分割式となるリアシートの背もたれを倒すことで、容量を拡大することが可能。この手のクルマとしては申し分のない機能性を備えています。
そんな「CLE200カブリオレ」に関して、声を大にしてお伝えしたいのが、心がおだやかになる乗り味です。
搭載されるエンジンは、2リッターの4気筒ターボで、最高出力204ps、最大トルク320Nmを発生します。マイルドハイブリッド仕様ゆえ、そこに23ps/205Nmのモーターアシストも加わりますが、正直、イマドキのクルマとしてはパワフルというほどではなく、エモーショナルな感覚も希薄です。また、昨今のクルマとしてはボディの剛性感も低めで、言葉を選ばずにいえば「少しユルい感じ」がします。
もしも「CLE200カブリオレ」がバリバリのスポーツカーだったら、それらはネガティブな要素となるでしょう。でも、優雅さを求めるキャラクターを持つこのモデルは、ドライブしてみると全くネガではなく、むしろ心地よささえ感じられるのです。
それはなぜか? ゆっくりと優雅に走らせるのが似合うクルマ、だからでしょう。
ルーフを開けて、おだやかな気持ちでゆっくりとドライブし、風の流れを楽しむ……。そんなシーンでは、すこしユルめのボディと、決して力不足ではないけど刺激は控えめのパワートレインが相性抜群です。ちなみに、パワートレインはとてもなめらかで、そんな特性も優雅なドライブとのマッチングを高めてくれているようです。
このように、「CLE200カブリオレ」はこれまで速いスポーツカーなども含めて、いろいろなクルマを経験してきた大人の方におすすめです。本物を見抜く目を持つ大人なら、きっと「CLE200カブリオレ」の本質と魅力を理解できることでしょう。
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