「えっ、ホントに!?」ドアも屋根もフロントガラスもない? 20年前に登場した“前衛的マイクロカー”ってどんなクルマだった?
70馬力エンジン搭載の「スマート クロスブレード」
今回出品された個体は「スマート クロスブレード」で、年式は2002年、走行距離は約8800km(約5500マイル) を示しています。

このクロスブレードの特徴はコンセプトカーのようなデザインで、屋根がないだけでなく、フロントウインドウやドアすらないモデルということです。
フロントウインドウの代わりに気休め程度のウインドディフレクターが装備され、オートバイに近いような開放感といえるでしょう。
また、サイドはドアに代わって跳ね上げ式のサイドセーフティーバーが装備され、サイドミラーもここに取り付けられています。
樹脂製のフロントバンパーも最小限の形状で、隙間からはフロントタイヤが拝めるほどです。
組み合わされるアルミホイールはクーペよりも大きく、フロント195/40R16、リア215/35R16の超扁平タイヤを装着しています。
また、パワートレインこそスタンダードモデルと共通ですが、パワーアップが図られ最高出力は70馬力にまで高められました。
インテリアもスタンダードモデルと共通ですが、少量の降雨にも耐えられるようにシートやダッシュボードには防水処理が施されており、シートとフロアには配水プラグが備えられています。
※ ※ ※
今回のオークションはすでに終了しており、23件の入札で最終的には2万8750ドル(日本円で約417万円)の金額で落札されました。
じつは当時、ダイムラークライスラー日本によりこのスマート・クロスブレードが正規販売されていました。2002年5月に25台、2003年に34台という限定モデルで、265万円でした。
インパクトの高いスマートのさらに上をいくスマート クロスブレードでは、悪天候のドライブでものともしない忍耐力よりも周りからの視線に耐えるだけのメンタルが必要かもしれません。
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