レクサスのミッドサイズSUV「NX」でゴルフに出かけてみた! 度重なる改良で走り味がさらに良化!! ゴルフ場までのドライブを堪能できる1台に【クルマ×アソビ #16】
レクサスのミッドサイズSUV「NX350h」でゴルフに出かけてみた
レクサスブランドで高い人気を獲得しているミッドサイズSUVといえば「NX」です。
高級車ブランドのレクサスが展開するSUVですが、スポーティ志向のモデルだけに、快適なゴルフ旅を楽しめるのか気になっている人も多いことでしょう。そこで実際に「NX」でゴルフへと出かけてみました。

今回、ゴルフ場への往復の“アシ”として活躍してくれたのはレクサス「NX350h“バージョンL”」。2.5リッターの直列4気筒エンジンにモーターを組み合わせたハイブリッド車で、今回の試乗車はリアをモーターのみで駆動する“E-Four”=電気式4輪駆動方式を採用した4WD仕様です。
目的地は千葉県市原市にある、とあるゴルフ場。東京・世田谷の自宅からだと片道75kmほどの距離にあり、復路にレストランや道の駅に立ち寄ることなどを考えるとトータル200kmくらいの走行距離が見込まれます。
「NX350h“バージョンL”」4WD仕様の燃費は、カタログ記載のWLTCモードで19.9km/L。燃料タンク容量は55リットルなのでトータル1000km以上の航続距離を見込めます。気持ちよくドライブを楽しんだ際、「燃費がいい」といわれる「NX」のハイブリッド仕様がどの程度の燃費データを記録するかにも注目です。
いよいよラウンド当日、「NX350h“バージョンL”」でゴルフ場を目指します。
筆者の自宅は住宅地にあるため、早朝、クルマで出発する際にはエンジン音が近所迷惑にならないか気になってしまいます。
その点「NX350h“バージョンL”」は、“EVドライブモード”を選択すると音や排ガスを気にすることなくモーターだけで走行することができます。その際、耳に届くのはかすかなシステム音だけ。駆動用バッテリーの充電量が少ないときは利用できませんが、こうしたハイブリッドならではの機能は有益に使えるのだと改めて実感しました。
住宅街の狭い道を抜けて環八(東京都道“環状八号線”)へと進み、神奈川県川崎市の殿町インターチェンジから首都高速に入ります。最近は平日であっても朝の時間帯の交通量が多く、環八では信号によって、また首都高速では渋滞によって停止と加速が繰り返されます。
そんなシーンで実感したのは、「NX」に搭載されている“プロアクティブドライビングアシスト”機能の優秀さ。前走車に近づきすぎないよう、ドライバーがアクセルをオフにしたのに応じてブレーキ操作を支援し、車間距離が短くなりすぎないようゆるやかに減速してくれるので、交通量の多いルートも安心してドライブできました。
また、信号が青になって動き出す際などは、モーターアシスト特有のシームレスな加速を体感。車速がスムーズに伸びていきます。ストップ&ゴーが連続する区間でもスムーズに走れる点は、レクサス「NX」の美点といえるでしょう。
首都高に入った後は、東京湾アクアラインを経由して最寄りの圏央道(首都圏中央連絡自動車道)・市原鶴舞インターチェンジを目指します。
交通量の多い区間だけに、路面にわだちやひび割れの補修跡が見られる箇所もありますが、そんな荒れた路面でも「NX350h“バージョンL”」の直進安定性は上々。キャビンの静粛性も抜群です。
最高出力190ps、最大トルク243Nmのエンジンに、フロント182ps/270Nm、リア54ps/121Nmというふたつのモーターを組み合わせた「NX350h“バージョンL”」の動力性能は、余裕にあふれています。
アクセルペダルを深く踏み込むと鋭く加速してくれる一方、高級車らしくなめらかでスムーズなクルージングも得意なので、ロングドライブでも疲労感も少なくて済みます。
市原鶴舞インターチェンジから一般道へ降り、目的地のゴルフ場を目指します。
途中、カーブが連続するルートで走行モードを「スポーツ」にすると、アクセルレスポンスが高まり楽しくドライブすることができます。
「NX350h“バージョンL”」の4WD仕様は車両重量が1830kgと重めですが、軽快なフットワークはそれを感じさせません。コーナリング時のロールも少なく、安心してドライブできる点もポイントです。
こうしたドライブフィールには、ボンネットフードを剛性部材として活用するツインフードロックによるフロントの横曲げ剛性の向上や、ブレース類などによる車体後端のボディ剛性アップ、さらに、低い重心高の追求などが効いているようです。
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