伝説のチューナー“シェルビー”が手がけた25年前のアメリカン・マッスルカー「シリーズ1」を発見 現存1台のみのプロトタイプ
現存する唯一の「シリーズ1」プロトタイプ
シリーズ1は2シーターのオープンクーペで、パワートレインには4リッターのV型8気筒が収められ、6速ミッションを介して後輪を駆動する仕組みとなっています。

また、エクステリアは同社ACコブラをオマージュしたもので、丸目ヘッドライトとオーバル状のグリル形状に面影を色濃く残しています。
生産台数が少なく、シェルビーアメリカンのなかでも最高傑作といわれていたモデルだけあって、市街地で見かけることは稀ですが、今回オンラインオークションの「バレット・ジャクソン」に「シリーズ1」が出品されて注目を集めています。
今回の個体は1999年式のモデルで、ボディカラーはシルバー、走行距離は1万2309マイル(約1万9809km)となっています。
そして今回の出品車両は市販モデルではなく、1994年から2000年までシェルビーアメリカンの社長兼最高執行責任者を務めたドナルド J. レイガー氏が所有していたプロトタイプになります。
このシリーズ1のシリアルナンバーは「CSX 50X2」で、シェルビーアメリカンが製造した2番目のプロトタイプで、現存する唯一のシリーズ1のプロトタイプです。
もともとは1998年後半までに開発が完了したためプロトタイプを処分する予定でしたが、キャロル・シェルビーが長年の友人で当時の社長兼COOであったドナルド J. レイガー氏のボーナスのためにあえて寄贈しました。
プロトタイプとはいえ、市販バージョンと変わりはなく、グレーのインサートが入ったブラック レザーのバケットシートやモンスーン CD/カセット ステレオ、マルチスピーカーサウンドシステムが搭載されています。
唯一の市販バージョンとの違いは、ボンネットからトランクにかけて走る、2本のストライプが入れられていないぐらいです。
また、このプロトタイプは結局一度も公道走行されることなく、レイガー氏によって大切に保管されていました。
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今回のオークションでは希望落札価格12万6500ドル(約1886万円)で出品されています。
チューニングメーカーとして飽きたらず、シェルビーアメリカンの完全設計の最初で最後のモデルとして誕生したシリーズ1はマッスルカーマニアにはたまらないクルマといえるでしょう。
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