クルマ旅でしか味わえない感動! 日本の名所をレクサスで巡る「TOUCH JAPAN JOURNEY」とは? 屋久島の世界遺産で豊かな時間を体験【クルマ×アソビ #18】
屋久杉の魅力を肌で実感しながらのウォーキング
いったん宿へと戻り、朝食をいただいたら慌ただしくも再びクルマへ。2日目の主たる目的地はヤクスギランドです。

屋久島では、標高500mを超えると杉林が見られるようになってきます。その中でも屋久杉とは、樹齢1000年以上のものを指します。有名な縄文杉は自生する最大級の屋久杉で、樹齢は約2000年から7200年まで諸説あるのだそうです。
かつては屋久島も開発されて、多くの杉の木が切り倒されてしまったといいます。屋久杉はそんな中で残された数少ない自然林に育っています。
一般的な杉の寿命は500年前後といわれるのに対して、屋久杉には2000年以上にもなる巨木も数多く存在しています。前述のとおり土の少ない屋久島では、木々も大地からはほとんど栄養を摂ることができず、代わりに豊富な水と太陽によって育まれています。ちなみに土に代わって保水の役割を果たしているのは、実は苔なのだそうです。
そうはいっても成長は遅くなってしまうのですが、代わりに屋久杉は中身が緻密で、樹脂分が多く腐りにくいといわれています。長寿なのは、そのためともいえるでしょう。
標高1000〜1300mの地帯にある自然休養林のヤクスギランドは、270.33ヘクタールの森に5つのコースを設定してあり、屋久杉の魅力を肌で実感しながらのウォーキングを楽しめます。
印象的だったのは、太陽の光を求めて、何百年という時間軸でゆったりと傾きを増してきた、木の幹たち。自然は活きている。当たり前のことを改めて強く実感させられたのでした。
巨木に囲まれた森を歩いていると、まさに森のエネルギーというべきものでしょうか。歩いていると、何か大きなものに包み込まれているかのような、不思議な気持ちになれたのでした。
●世界遺産の中をクルマで走るレアな体験
そして間違いなくこの旅のハイライトとなるのが西部林道です。

島の西側、屋久島灯台への入口辺りから大川の滝まで、照葉樹林の森の中を走るこの県道は、実は世界遺産に選ばれた場所。細い1本道ではありますが、自家用車で走行することが可能です。世界遺産の中を走る。そんなレアな体験ができるのはクルマでの旅ならでは。これは行かない手はないですよね。
ホテルから屋久島灯台の入口までは、時計回りでも反時計回りでも1時間ほどのドライブになります。いずれにしても沿道にコンビニなどはなく、信号すらも全島で16基という道ですから、のんびりと目指すことになります。
この西部林道、舗装はされていますが道幅は狭く、対向車とすれ違うのが困難な場所も少なくありません。しかも世界遺産の中といっても、集落間を結ぶ生活道路でもあるので、運転には注意が必要です。
「RZ450e」での西部林道のドライブは、想像以上に気持ちのいいものでした。まず「RZ」はBEVということで走りが静かでなめらか。自然の中だと木々の葉擦れの音、遠くで鳴く鳥の声などが聞こえてきて、とても心がやすらぎます。自然の中に自分も溶け込むような感覚になってきて、運転もさらにおだやかになってきます。
あるいは同伴の方には、後席に乗ってもらうのもいいかもしれません。「RZ」にオプションで設定されている調光機能つきのパノラマルーフは、特に後席から見上げると素晴らしい開放感をもたらしてくれます。この景色だけで、十分おもてなしになることは間違いありません。
ところで、この西部林道はヤクザル、ヤクシカの生息地として知られています。そしてクルマを走らせていると、居るんです、彼ら彼女らが。しかも、路上でゆったりくつろいで!

ヤクザルもヤクシカも、クルマが近づいてきても特に逃げたり、あるいは威嚇してきたりしません。普通に、そこに居て、いつもどおりに過ごしています。だからこちらも彼ら彼女らを尊重して、邪魔しないようにゆっくりとおり過ぎるようにします。
音で刺激したり排ガスを出したりしないBEVは、こういう場面でもいいなと実感。自分も紛れもなく自然の一員なんだなと思える貴重な経験となりました。
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