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欧州車らしさを感じる“隠れた逸品”!? 「アルファード」級の大型ミニバン トヨタ新型「プロエース・ヴァーソ」とは?

国産ミニバンにはない9人乗り仕様が魅力的

 欧州トヨタの新型「プロエース・ヴァーソ」は、日本未導入のモデルながら、欧州市場では高い人気を誇るラージサイズMPV (マルチパーパスビークル)です。

 新型プロエース・ヴァーソはどんなクルマなのでしょうか。

トヨタの欧州向けミニバン「プロエース・ヴァーソ」
トヨタの欧州向けミニバン「プロエース・ヴァーソ」

 欧州トヨタは2013年から同社のラインナップでは最大サイズとなるLCV/MPVの「プロエース」シリーズを欧州市場で展開しており、FFレイアウトの特徴を持ちます。商用車仕様は「プロエース」、乗用車のMPV仕様には「プロエース・ヴァーソ」と名付けられました。ワンボックス型の「ハイエース」とは異なり、より乗用車的な快適性を備えている点が魅力です。

 2016年に登場した2代目モデルは、トヨタと当時のグループPSA(現ステランティス)との共同開発で登場。このモデルは、シトロエン「スペースツアラー」やプジョー「トラベラー」と兄弟車の関係にあります。

 2024年9月のフェイスリフトでは、より存在感のあるエクステリアデザインを採用し、フルLEDヘッドライトやアルミホイールなどの装備を充実させています。

 プロエース・ヴァーソのボディサイズは、全長4983mm×全幅1920mm×全高1890mmと、トヨタのアルファードに匹敵する大きさを持ちながらも、全幅の広さからグランエースに近いサイズ感を持ちます。ちなみに全長5333mmのロングボディ仕様もラインナップされています。

 シート配列は3列で、3人+3人+3人という国産ミニバンにない最大9人乗り仕様も選択可能なため、家族やグループでの移動に適しています。

 内装も一新され、最新のインフォテインメントシステムやワイヤレスApple CarPlay/Android Auto接続機能を搭載しています。デジタルメーターの導入など、最新のコネクティッド技術にも対応しています。

 パワートレインには144馬力/177馬力を発揮する2リッター直4ディーゼルターボエンジンに加え、EVモデル「プロエース・ヴァーソElectric(エレクトリック)」もラインナップされています。特にEVモデルは、最大航続距離約344kmを実現し、45分の急速充電で80%まで充電可能といった利便性の高さも特徴です。

 サスペンションは、フロントにマクファーソンストラット、リアにウィッシュボーンを採用し、従来モデルの基本構造を引き継ぎながらも、フル乗車時や荷物を多く積んだ状態での高速走行でも安定感を保てるよう工夫されています。このしっかりとした走行性能は、国産ミニバンにはない魅力のひとつといえるでしょう。

 欧州では商用車としての実用性と乗用車の快適性を両立したミニバンとして広く受け入れられているプロエース・ヴァーソですが、日本市場には導入されていません。

 アルファードやグランエースとは異なるコンセプトを持ちつつ、広い室内空間と多用途性を兼ね備えたこのモデルが、日本市場に導入される可能性があるのか、今後の展開に注目が集まります。

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