スーパーカー世代には懐かしい! 40年前のフェラーリ「512BB」がオークションに登場 27台限定で作られた“特別な”1台とは
イタリアのファッションブランドとコラボして生まれた限定27台
まもなく米国フロリダ州コーラルゲーブルズで開催されるRMサザビーズのオークションに、1983年型のフェラーリ「512BBi」が出展されます。どんなクルマなのでしょうか。

1970年代後半から80年代にかけて日本で大ブームとなったスーパーカー。中でも、ランボルギーニ「カウンタック」やポルシェ「930ターボ」と並んで「スーパーカー御三家」として人気が高かったのが、ここで紹介するフェラーリ512BBでした。
1971年のトリノモーターショーでデビューした「365GT/4BB」がルーツですが、1976年に「512BB」へと進化します。
車名の512とは、エンジン排気量が5リッターの12気筒エンジンを意味し、BBとは「ベルリネッタ(クーペ)ボクサー(水平対向エンジン)」の略称でした。
ちなみに先代の車名で「365」は1気筒あたりの排気量(cc、したがって総排気量は4.4リッター)、4は4カムシャフトを意味していました。
512BBは年々厳しくなる米国の排出ガス規制に対応すべく、1981年に燃料供給装置をキャブレターから機械式インジェクションに変更し、車名も「512BBi(iはインジェクションを意味する)」となりました。
さて、フェラーリはイタリアのファッションブランドであるエルメネジルド・ゼニアと1980年代にパートナーシップを結びました。
最高級のウールやレザーを厳選するゼニアが、フェラーリのテーラードモデル作りに協力したのです。
今回の出品車、シャシナンバー「44943」は、そんなゼニアが手がけたインテリアを装備した27台のうちの1台と考えられています。
ボディカラーはホワイトで、シートとドア内張りに赤いウールのインサートを用いたクリームのレザーと真っ赤なカーペットが特徴的です。
純正のエアコンとイコライザー付きのパイオニア製カーオーディオも装着されています。
2017年のキャバリーノクラシックと呼ばれるイベントに出展される前に、この512BBiは内外装をレストアしたそうです。
また現在の持ち主は、米国内のさまざまなフェラーリ スペシャリストに修理を依頼しています。
タイヤ、クラッチ、排気系は新品に交換され、燃料計と点火系のチューニング、サスペンションの再セッティングなどを行い、必要に応じてさまざまなブッシュやシール、ガスケットなどを交換し、トータルで5万3000USドル以上もかかったといいます。
イタリアの名門ファッションブランドであるエルメネジルド・ゼニアとコラボして生まれた、この512BBiは、フェラーリ マニアにとっては垂涎の1台となるのではないでしょうか。
このスペシャルな1983年型フェラーリ512BBi、オークションでの落札価格は30万USドル〜35万USドル(1USドル=約150円として、約4500万円〜約5250万円)と予想されています。
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