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「ポルシェの人気SUV」どう進化した? 新型「マカン」は電動化されても“ポルシェらしい走り”が健在! 先進的なインテリアも魅力的

クルマ好きでも「これならアリ!」と思えるスポーツBEV

 そんな新型「マカン」で一番気になるのは、やはり走りでしょう。

ポルシェ新型「マカン4」
ポルシェ新型「マカン4」

 結論からいえば、新型「マカン」は文句なしに“スポーツカーブランドのポルシェが仕立てたSUV”でした。多くの人が“ポルシェのSUV”に期待するであろうドライバビリティは、新型もハイレベルなのです。

 今回の試乗車は「マカン4」でしたが、SUVとは思えない俊敏性のよさは従来モデル以上だと実感。特大サイズのバッテリーを搭載するため車両重量は約2.4トンとヘビー級ですが、車両下部にバッテリーを搭載していること、さらに、「マカン」では初の採用となるリアステアの効果もあり、クルマの動きが機敏なのです。

“SUVのスポーツカー”と形容するのがふさわしい優れた「マカン」の卓越したハンドリングは、新型にもしっかり継承されています。

 通常状態で387psを誇るパワートレインは、低回転域から最大650Nmという極太トルクを発生するモーターならではの特性を活かし、新型「マカン」をグイグイと加速させていきます。

しかも、単に加速が強力なだけでなく、その勢いが持続する伸び感をしっかり感じられるのが好印象でした。

ポルシェ新型「マカン4」
ポルシェ新型「マカン4」

 モーター駆動車の走りの気持ちよさを図る指標は、以前のようなドンと前へと押し出される加速から、アクセルペダルを踏み込んでいった際の“伸び感”に代わりつつありますが、新型「マカン」もその点をしっかり押さえているようです。

* * *

 新型「マカン」はハンドリングと加速感の両面から、「これならアリ!」と思えるスポーツBEVに仕上がっていました。理屈抜きに走りが楽しいモデルです。

 BEVということで、確かに充電などエンジン車にはない制約はあるものの、エンジン車だとかBEVだからといった話は抜きにして、濃密なドライビングプレジャーを味わえることは保証できます。

Gallery 【画像】「えっ!…」BEVでもポルシェらしい走りは健在! これが進化した新型「マカン」です(30枚以上)

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