6代目は驚異の進化!? アウディが内燃プレミアムワゴンの新型「A6アバント」世界初公開
ワゴンボディに最新マイルドハイブリッドを搭載
独アウディAGは2025年3月5日、アッパーミドルワゴンの新型「A6アバント」を世界初公開しました。

A6は、アウディのEセグメント(アッパーミドルクラス)で、初代は1994年に登場した歴史あるモデルです。今回登場した6代目となる新型A6アバントはエレガントなデザインと最新技術を融合させ、快適性とダイナミックな走行性能を兼ね備えています。
パワートレインは204馬力の2リッター直列4気筒ディーゼルエンジンと367馬力の3リッターV6ガソリンエンジンが設定され、いずれもマイルドハイブリッドシステム「MHEV plus」を搭載します。
48V電源システム、ベルト・オルタネーター・スターター(BAS)、パワートレイン・ジェネレーター(PTG)の3つの主要コンポーネントで構成され、エンジンをアシストしながら燃費性能や走行のスムーズさを向上させます。PTGは、電動パーキングや市街地での低速走行時に電動走行を可能にし、加速時には24馬力と230Nmのトルクを発生。また、減速時には最大25kWのエネルギー回収を行います。
また、オールホイールステアリングやアダプティブ・エア・サスペンション(オプション)を搭載し、スポーティさと快適性を両立します。標準装備のプログレッシブステアリングも、よりダイレクトなレスポンスを実現しています。トーションバー、剛性高く取り付けられたステアリングラック、強化されたコントロールアームブッシュなどの改良により、先代モデルと比較して、ステアリングホイールからタイヤまでの剛性が向上しています。オールホイールステアリングは低速時に後輪を最大5度逆方向に動かすことで小回りを向上させ、中高速域では同方向に動かし安定性を高める仕組みです。
エクステリアデザインは、無駄を削ぎ落としたデザイン言語を採用し、機能的かつ時代に左右されないエレガントなスタイルが特徴です。空力性能にも優れ、Cd値0.25という内燃エンジン搭載のアバントモデルとして最高レベルの数値を達成。シャープなLEDヘッドライトとワイドなシングルフレームグリルがフロントデザインを引き締め、リアには最新のデジタルOLEDテクノロジーを採用したテールライトを装備しています。また、7種類のデジタル・ライト・シグネチャーを選択でき、個性的な演出が可能です。
一方、デジタルコックピットには、パノラマ・ディスプレイと助手席専用ディスプレイを搭載。パノラミックガラスルーフが広々とした室内空間を演出し、バング&オルフセンの3Dサウンド付きプレミアムオーディオシステムが、上質な音響体験を提供。オプションの4ゾーン・オートマチック・クライメートコントロールや、空気質を向上させるエアクオリティ・パッケージも用意され、快適性が追求されています。
ドイツ本国では、2025年3月より受注を開始します。エントリーレベルの「A6アバントTFSI」の価格は5万8000ユーロ(日本円で約926万円)から、ディーゼルモデルの「2.0TDI」は6万1700ユーロ(約985万円)からとなっています。
なお、納車は2025年5月末からを予定しているといいます。
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