VAGUE(ヴァーグ)

落札価格は4億円超え! 1台販売するごとに赤字になったという高コストの「ポルシェ」がオークションに登場 825馬力に向上した“特別な”モデルとは

4億超えのポルシェ!仕上がりは?

 そして、「959SC 003」として知られる今回の1988年モデルは、もともと「Komfort」仕様の959として生産されました。

1988年製ポルシェ「ポルシェ959 SC」William Wakler(c)2025 Courtesy of RM Sotheby's
1988年製ポルシェ「ポルシェ959 SC」William Wakler(c)2025 Courtesy of RM Sotheby's

 当初はシルバーメタリックにグレーレザーの内装という仕様で、モンテカルロに新車として納車された後、日本のプライベートミュージアムに展示されていました。2016年に米国へ輸入された後、カネパによって完全に分解され、アップグレードが施されました。

 今回出品された「003」は、特別なエメラルドグリーンのボディカラーを纏い、内装にはダークグリーンレザーを採用しています。

 また、18インチのホイールにはグラファイト仕上げが施されており、全体としてクラシカルなポルシェレーシングカーの雰囲気を醸し出しています。

 さらに、カネパによるアップグレードでは、見た目の美しさだけでなく、エンジンやシャシーの性能向上も徹底されています。

 2024年12月には、約7万ドルをかけたエンジンアウトサービスが実施され、新しいバルブトレイン、カムシャフトアセンブリ、酸素センサー、イグニッションコイル、油圧バルブリフターなどが交換されました。

 また、トランスアクスルハウジングの再シールや、エアコンシステムのアップグレード、各種調整も行われました。

 この車両は、2017年の「Luftgekuhlt 4」、2018年の「Rennsport Reunion VI」、2022年の「Velocity Invitational」など、多くのイベントで展示され、ポルシェファンから高い評価を受けています。

※ ※ ※

 落札価格は285万5000ドル(約4億2883万円)です。

 オリジナルの959も十分に素晴らしいモデルですが、カネパが手掛けた959 SCは、20年以上にわたる研究と開発、そして4000時間もの再構築作業を経て、さらに進化したモデルとして誕生しました。

 そのパフォーマンスと美しさは、まさに現代に蘇った最高峰のスーパーカーといえるでしょう。

Gallery 【画像】4億円超えで落札されたスゴいポルシェ「959SC」を写真で見る(27枚)
シチズン「プロマスター」新作 “海の男”をうならせた頼れる1本
Peacock Blue K.K.
東京・渋谷を拠点とするオンライン・ニュース・エージェンシー。インターネット・ユーザーの興味関心をひくライトな記事を中心に、独自の取材ネットワークを活用した新車スクープ記事、ビジネスコラム、海外現地取材記事など、年間約5000本のコンテンツを配信中。2017年創業。

page

  • 1
  • 2

VAGUEからのオススメ

海と向き合い、自らを再起動する――プロセーラーが語る、シチズン「プロマスター」で“限界を超える”意味とは【PR】

海と向き合い、自らを再起動する――プロセーラーが語る、シチズン「プロマスター」で“限界を超える”意味とは【PR】

RECOMMEND