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56年前の「ランボルギーニ」がオークションに登場 名スーパーカー「カウンタック」以前の“4人乗りランボ”とは

ちょっとマニアックなランボルギーニ

 2025年2月にフランス・パリで行われたRMサザビーズのオークションに、1969年型のランボルギーニ「イスレロS」が出品され、落札されました。どんなクルマなのでしょうか。

オークションに出品され約3760万円で落札された1969年式ランボルギーニ「イスレロS」 Simon Clay(c)2024 Courtesy of RM Sotheby's
オークションに出品され約3760万円で落札された1969年式ランボルギーニ「イスレロS」 Simon Clay(c)2024 Courtesy of RM Sotheby's

「ミウラ」や「カウンタック」は知っていても「イスレロ(ISELERO)」というランボルギーニ車を知っている人は少ないかもしれません。

 イスレロは1968年のジュネーブ モーターショーで「400GT」の後継モデルとして発表されました。

 ミウラやカウンタックのようなミッドシップのスーパースポーツカーではなく、フロントにエンジンを搭載した2+2のグランツーリスモです。

 その車名はランボルギーニの流儀に則って闘牛に関連して名づけられました。有名な闘牛士を殺してしまった牛の名が「イスレロ」だったそうです。

 イスレロの角張ったスタイリングは当時は物議を醸し出しましたが、時の流れとともにランボルギーニのファンからも認められています。

 デザインはカロッツェリアのツーリングに在席していたカルロ・マラッツィの手になるもので、400GTよりも室内空間は広く、しかも洗練されて快適でした。

パ ワーユニットは400GTに搭載されていた3.9リッターV型12気筒エンジンを継承しており、6個のウエーバー製キャブレターを装着して最高出力は330馬力を発生しました。

 1969年には、355馬力にパワーアップされて「イスレロS」となりました。

 両側のフロントフェンダーには6つのエンジン冷却ベントが、さらにフレアフェンダーや強化されたブレーキ、改良されたリアサスペンションやダッシュボード、インテリアなどを採用していました。

 イスレロの総生産台数はわずか225台でしたが、そのうちの100台が後期型となるイスレロSとなります。

 今回出展されたイスレロSは、インテリアはマスタード(からし色)で、ボディカラーはオリジナルのダークブロンズ メタリックで仕上げられています。一度ボディカラーは赤に塗られましたが、その後、元に戻されたといいます。

 検査や登録などのさまざまな書類も残っており、オリジナル仕様のままであることが明記されています。

 スーパーカーブーム以前のランボルギーニ車として、人気の高い1台です。

 この1969年型イスレロSは、24万1250ユーロ(1ユーロ=約156円として、約3763万5000円)で落札されました。

Gallery 【画像】カウンタック以前のランボを発見! 1969年式「イスレロS」を写真で見る(20枚)
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