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27年前の「インテR」を香港で発見 中身もガワも“無限チューン”の初代「DC2」カリカリ仕様の現在の価値とは

香港のオークションで発見された「インテグラ タイプR DC2」の無限仕様

 ホンダの名車「インテグラ タイプR DC2」の「無限」仕様が、香港のオークションで発見されました。

香港のオンラインオークションに登場した1998年式ホンダ「インテグラ タイプR」無限仕様
香港のオンラインオークションに登場した1998年式ホンダ「インテグラ タイプR」無限仕様

 ホンダは1960年代の4輪車事業参入期から、独創的な技術と高性能なエンジンで知られるメーカーです。

 とくに「F1世界選手権」などで培われたエンジン技術や、フロントエンジン・フロント駆動の「FFレイアウト」へのこだわりが特徴的です。

 そのノウハウを活かして開発されたFFスポーツカーが「インテグラ」です。

 1995年に発売された「インテグラ タイプR」は、ホンダのスーパーカー「NSX-R」に続く「タイプR」シリーズの第2弾として登場。

 「インテR」や「DC2」の愛称で親しまれ、軽量化とチューニングが施されたハイパフォーマンスモデルとして、多くのファンを魅了しました。

 DC2型インテグラ タイプRは、「快適性をある程度犠牲にしてでも運動性能を研ぎ澄ます」というコンセプトのもと開発されました。

 標準モデルに搭載される「B18C型」1.8リットル直列4気筒DOHCエンジンをベースに、専用ピストンやカムシャフト、インテークマニホールド、エキゾーストマニホールドを採用。

 さらにECUの最適化やポート研磨の手作業による高精度化により、最大出力200馬力を発揮します。

 ボディ剛性を高めるためにフレーム各部の板厚を増やしつつ、エアコンやオーディオ、リアワイパーの撤去、薄型ウインドウガラスや軽量バッテリーの採用など、徹底した軽量化が施されました。

 また、駆動系や足回りも強化され、サスペンションとダンパーの最適化に加え、ヘリカルLSDを採用することでトラクション性能を向上。

 FF車とは思えないダイレクトな走りを実現し、スポーツカーとしての評価を確立しました。

Next現在では絶版となった無限製のエアロパーツを装備
Gallery 【画像】今となっては超貴重! 無限仕様のDC2「インテグラ タイプR」を写真で見る(31枚)

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