スタイリッシュなセダン現る!? 日産が発売間近の「N7」を上海モーターショー2025で公開予定 ミッドサイズEVの完成度とは?
日産「N7」は中国戦略の中核を担う存在に
日産自動車は、2025年4月23日から中国で開催される「上海モーターショー2025」にて、中国市場専用に開発された最新EVセダン「N7(エヌセブン)」を展示すると発表しました。
2024年に広州で発表されたこのモデルは、東風日産の新アーキテクチャー第1弾として設計された意欲作。都市型プレミアムEVとしての完成度の高さが注目されています。

N7は、日産とその中国合弁会社である東風日産乗用車公司(DFN)が共同開発したミッドサイズEVセダンです。同車は、DFNが新たに開発したEVおよびプラグインハイブリッド車用のモジュラーアーキテクチャーを採用する初の市販モデルでもあり、日産が掲げる中期経営計画「The Arc」の中でも戦略的に重要な位置付けにあります。
ボディサイズは全長4930mm×全幅1895mm×全高1487mmで、ホイールベースは2915mmです。長く低く構えたプロポーションにより、プレミアム感あふれるスタイルを実現しています。エクステリアデザインは日産のアイデンティティでもあるVモーションデザインを軸に構成され、都市部にふさわしい洗練された印象を放ちます。空力性能も高く、実用性と美しさを両立した先進的なフォルムが魅力です。
インテリアには、高性能な「Qualcomm Snapdragon 8295」プロセッサーを搭載したインフォテインメントシステムが備わり、2枚の大型ディスプレイを駆使したデジタルコックピットが快適で直感的なユーザー体験を提供します。さらに、東風日産とモメンタ社が共同開発した「ナビゲート・オン・オートパイロット(NOA)」を採用し、高速道路などでの自動運転支援にも対応。都市型プレミアムEVとしての機能性を大きく引き上げています。
「N7」は都市部でのスマートなライフスタイルを送る顧客層をターゲットに開発されたモデルであり、広い室内空間と上質な素材使い、そして静粛性や快適性にも力が入れられています。リアシートを含む乗員スペースもゆとりがあり、ファミリーユースからビジネスシーンまで多様な用途に応えるパッケージです。
現在のところ、N7は中国市場専用車とされており、4月末に発売予定です。日本や欧州での販売計画は発表されていませんが、モジュラーアーキテクチャーの展開次第では、将来的なグローバルモデルのベースとなる可能性もあります。今回の上海モーターショーでの展示は、日産が中国における電動化戦略に本腰を入れて取り組む姿勢をあらためて示すものとなるでしょう。
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また、上海モーターショー2025の日産ブースでは、2025年5月31日と6月1日に上海で開催されるABB FIAフォーミュラE世界選手権シーズン11の第10戦および第11戦を前に、日産フォーミュラEのGEN3 Evoマシンも展示されます。最新のレース車両とともに、日産の電動化技術と情熱を体感できる貴重な場となりそうです。
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