57年前の「ランボルギーニ」が億超えで落札 スーパーカー世代にはたまらない 伝統的な色に塗られた“まつ毛ミウラ”とは
ミウラP400が体現した“スーパーカーの原点”と唯一無二の個体史
カナダのオークションで競り落とされたのが1968年式ランボルギーニ「ミウラP400」です。
ライムグリーンとブルーレザーが織り成す大胆なカラーリングは、半世紀前に芽生えたスーパーカーの情熱を現代へ甦らせています。

1966年のジュネーブショーで正式デビューを飾ったミウラは、横置きV12エンジンを量産車で初めて実現し、世界を驚かせました。
350GTでフェラーリへ挑戦したフェルッチオランボルギーニは、ジャンパオロダラーラらにさらなる革新を託し、ベルトーネのマルチェロガンディーニが低く伸びやかなスタイリングを与えます。
闘牛ブリーダーとして知られるドンエドアルドミウラの名を冠したこのモデルは登場と同時に脚光を浴び、スーパーカーという概念を方向づけました。
シリーズはP400、P400S、P400SVへと進化しますが、今回のシャシー番号3357は生産初期に当たる1968年製P400になります。
オリジナルはビアンコでしたが、2014年から2年間のレストアで外板を素地まで剥離し、ヘッドライト周囲や下部ヴァランスを新造。
仕上げには専用色ヴェルデミウラが吹き付けられ、陽光下で鮮やかに映えます。ドア後端のルーバーインテークやエンジンベイの通気ルーバーが彫刻的ラインを強調し、まつげ付きヘッドライトは2019年に調整され滑らかに作動します。
内装はブルーレザーで統一されました。
ダッシュやバケットシート、ドアパネルに至るまで丁寧に張り替えられ、灰色カーペットとヘリンボーン柄ココマットが足元を引き締めます。
バルクヘッドにもブルーレザーをあしらい、リアトランクはエンジン後方に約5.1立方フィートの収納を確保。
ウッドリムステアリングの奥には時速200マイルのスピードメーターと1万rpmタコメーターが並び、センターダッシュには油温や水温、燃料計などが整然と配置されています。
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