当時の“世界最速市販車”の時速は349.4キロ! 32年前なのに走行距離4492キロの極上「ジャガー」がオークションで落札 どんなクルマ?
全部で281台生産された中の265番目のモデル
2025年4月23日よりオンラインで開催されたRMサザビーズ主催のオークションに、1993年式ジャガー「XJ220」が出品され、落札されました。
XJ220とはどんなクルマなのでしょうか。

1982年、ジャガー「XJS」で欧州ツーリングカー選手権(ETC)を制したトム・ウォーキンショー・レーシング(TWR)は、その後ジャガーで世界スポーツカー選手権(WSC)を戦いました。
グループC全盛期の1988年には、7リッターV型12気筒エンジンを搭載した「XJR-9プロトタイプ」で、ポルシェなど並みいるライバルをおさえ、ル・マン24時間耐久レースを優勝しました。
そんなジャガーとTWRが共同で設立した“ジャガースポーツ”が開発・製造したスーパーカーが、今回紹介するXJ220です。
理論上の最高速度220mph(約352km/h)にちなんで命名されたXJ220のコンセプトは、レーシングカー「XJR-9に倣ったもので、当初は自然吸気の6.2リッターV12エンジンの搭載が計画されました。
しかし、より厳しくなった排出ガス規制と長い開発期間により、グループBマシンのMG「メトロ6R4」のラリー車用エンジンに由来する3.5リッターV6ツインターボが搭載され、最終的に281台が生産されました。
レブリミッターを上げ、当時のワークスドライバー、マーティン・ブランドル選手がステアリングを握ったXJ220は、イタリアのナルド サーキットで349.4km/hを記録し、世界最速の市販車となりました。
今回、オークションに出品された個体は281台生産されたうちの265番目のモデルです。
シャシ番号220673は1993年11月22日に製造され、1994年1月に工場を出荷しました。
現在の走行距離はわずか4492km。さらに新車時と同様、パーツマニュアル、サービスブック、救急キット、工具キットが革製ケースに収められています。
この極上ジャガーXJ220、落札価格は30万から35万スイスフラン(日本円で5041万円から5882万円)と予想されていましたが、最終的には38万5000フラン(約6670万円)と、予想価格を上回る金額で落札されました。
VAGUEからのオススメ
ポータブル電源が都心で過ごす夜を変える──Jackeryがかなえる“オフグリッド”なスポーツ観戦【PR】