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BMW初のミッドシップ・スーパーカーをオークションで発見 45年前のモデルなのに走行距離2万キロ台 極上の「M1」とは

「打倒ポルシェ 935」から生まれた「ミッドシップBMW」

 イタリアのミラノで開催されるRMサザビーズのオークションに、1980年型のBMW「M1」が出品されます。

 どんなクルマなのでしょうか。

オークションに出品される予定の1980年式BMW「M1」Keno Zache(c)2025 Courtesy of RM Sotheby's
オークションに出品される予定の1980年式BMW「M1」Keno Zache(c)2025 Courtesy of RM Sotheby's

 BMWはさまざまなモータースポーツで活躍してきましたが、その競争力をより高める目的で「M1」が生まれました。

 1970年代後半、欧州ツーリングカー選手権でBMW「3.0CSL」はポルシェ「935」の後塵を拝する機会が増えたため、同社の3.5リッター直6DOHCエンジンに見合ったミッドシップ・シャシを必要としていました。

 BMWのモータースポーツ部門は、まずランボルギーニ社に協力を要請しましたが、ランボルギーニ社が不振のため、1978年4月に社内プロジェクトに変更されました。

 ウエッジシェイプのデザインはジョルジェット・ジウジアーロ氏によってスタイリングされ、シャシとともにイタリアで製造された後、シュトゥットガルトのカロッツェリア、バウアー社で最終組み立てが行われました。

 こうして誕生したM1は、1978年から1981年までに477台が生産されました。

 生産年数が短く台数が少ないのは、レギュレーションの変更により、M1のレース参戦計画が短命に終わってしまったからです。

 それでも、BMWの歴史においてM1は重要な1台として今日まで広く愛されています。

 今回の出品車は、1980年3月7日にバウアー社で仕上げられた、116番目に製造されたM1として記録されています。

 ボディカラーはロッソ(赤)、インテリアはシュヴァルツ(黒)で、BMW イタリアで販売されました。

 その後 米国に渡り、ニューヨークを拠点とするコレクションに保管されていました。

2018年にはドイツを経由してヨーロッパに戻り、同年12月に委託先のオーナーによって取得された後、2019年にフランスで登録されました。

 2019年6月には委託先の管理下で、フランスのアンジェ近郊に拠点を置くBMWサービスセンターで1万4811ユーロ(当時のレートで約178万円)相当の機械的なメンテナンスが行われました。

 今回のオークション用カタログ掲載時の走行距離は、わずか2万4237kmでした。

 このクルマのシャシとエンジンがオリジナルのままであるという証明書は、2025年4月にBMWが発行しています。

 BMWファンの垂涎の的となるに違いない、この1980年型のM1、オークションでの落札価格は42万5000ユーロ〜52万5000ユーロ(1ユーロ=約163円として、約6927万5000円〜約8557万5000円)と予想されています。

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