15年前の「特別なランボ」がオークション登場 世界15台限定 走行距離4000キロのオープンカー 驚きの落札価格とは
戦闘機にインスパイアされた限定15台のスペシャル ロードスター
イタリアのミラノで開催されたRMサザビーズのオークションに、2010年型のランボルギーニ レヴェントン ロードスターが出品され、高値で落札されました。
どんなクルマなのでしょうか。

「レヴェントン(Reventon)」は、2007年のフランクフルトモーターショーで世界初公開された、ランボルギーニのフラッグシップ「ムルシエラゴ」をベースにしたスペシャルモデルです、
戦闘機から影響を受けたというスタイリングは、多くのクルマ好きを驚かせました。
それから2年後、2009年のフランクフルトモーターショーで登場したのが、レヴェントンのオープンバージョン、「レヴェントン・ロードスター」です。
先に発表されたクーペは20台限定でしたが、ロードスターは15台限定で、しかもパワーユニットは強化されていました。
「ムルシエラゴLP670-4 SV」用の自然吸気6.5リッターV12エンジンは660psにパワーアップされ、「eギア」と呼ばれる6速セミATを介して4輪を駆動し、0→100km/h加速は3.4秒、最高速度は330km/hに達しました。
発表当時の価格は110万ユーロ(当時のレートで約1億7600万円)で、日本にも1台輸入されたといわれています。
今回出品されたクルマのボディカラーは、デザインの基になったロッキード マーティンF22ラプター戦闘機に合わせたサテン調のグレーで、ステルス性の高いグレーのアルカンターラのトリムがあしらわれていました。
インテリアでは、航空機のヘッドアップディスプレイを模した3つのTFT液晶スクリーンがインストルメントパネルを構成していました。
ミリタリースタイルのショルダーバッグと、シャシ固有のエンジン証明書を収納するランボルギーニの「フライトケース」も付属されて、今回のオークション用カタログ掲載時の走行距離は、わずか4102kmでした。
2010年型のランボルギーニ レヴェントン ロードスター、最終的に159万ユーロ(日本円で約2億5600万円)という高値で落札されました。