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全長294mの客船「クイーン・エリザベス」ってどんな楽しみ方がある? 実際に乗ってわかった“プレミアムなクルーズ旅”とは【前編】

初めて見るクイーン・エリザベスの大きさに興奮

 大黒ふ頭に到着。はじめて間近で見るクイーン・エリザベスは、なんというのか、もはや想像を超えた大きさです。

大黒ふ頭に停泊するクイーン・エリザベス。その大きさに圧倒される
大黒ふ頭に停泊するクイーン・エリザベス。その大きさに圧倒される

 海面からの高さ56.6mは、ビルで例えればおよそ20階建ての高さ、全長294mはサッカーコート3面分の長さ。その大きさの“乗りもの”は、人生においてもなかなか見る機会がないので、乗る前から興奮します。

 クイーン・エリザベスの乗客は2081名。今回ツアーは満員とのことでしたが、乗船時間は各々指定されているため、大黒ふ頭ターミナルでの待ち時間も少なく、集合から15分ほどで手続きが行われます。

 パスポートでの身元チェックの後、クルーズカードが手渡されます。これには事前にクレジットカードが紐づけられるため、基本的に船内での買い物などはこのカードで行われます。

クルーズカード。船内の支払いはこれで行う
クルーズカード。船内の支払いはこれで行う

 いざ、乗船。自分の部屋を確認して荷物を置いたら、まず行わなければならないのが「避難訓練」だということが、クルーズ船特有の面白いところ。緊急時に集まる避難場所に行き、スタッフが持つ機械に、先ほど渡されたクルーズカードをタッチし確認してもらうことで訓練は終わり、という簡単なものなのですが、これを怠ると必ず呼び出しがあるそうです。万が一のときの安全に対する重要度がわかります。

 出航までまだ時間があるため、まずは船内を探索します。

デッキ3 ロイヤル・アーケードにある階段の時計は、ロンドンの時計塔ビッグ・ベンを作ったデント社のもの
デッキ3 ロイヤル・アーケードにある階段の時計は、ロンドンの時計塔ビッグ・ベンを作ったデント社のもの

 クイーン・エリザベスの船内は、アール・デコ調の落ち着いた雰囲気で統一されているのが特徴です。一言でクルーズ船といってもじつはさまざまあり、ファミリー向けのものや若いカップル向けなど各船それぞれに特徴があるとのことですが、クイーン・エリザベスを含めたキュナードの船は「大人向け」。紳士・淑女が似合うホンモノ感にあふれています。

クイーン・エリザベスの船中央にあるグランドロビー。初代クイーン・エリザベスを題材にした寄木細工は、エリザベス女王の甥で世界的な彫刻家、第2代スノードン伯爵の作品
クイーン・エリザベスの船中央にあるグランドロビー。初代クイーン・エリザベスを題材にした寄木細工は、エリザベス女王の甥で世界的な彫刻家、第2代スノードン伯爵の作品

 デッキ1から3(1階から3階)を貫く、中央にある吹き抜けのグランド・ロビーはクイーン・エリザベスの象徴ともいえる場所。初代クイーン・エリザベスにちなんだ寄木細工のアートは、女王エリザベス二世の甥で彫刻家の第2代スノードン伯爵の作品だといいます。このロビーにはグランドピアノも置かれ、時間によってはミニコンサートなども行われます。

約6000冊の蔵書があるという図書室。日本語の本も多数
約6000冊の蔵書があるという図書室。日本語の本も多数

 その隣には蔵書約6000冊を誇るライブラリー(図書室)も。ここには日本語の本も置かれ、静かでゆったりとした時間も過ごせます。

シャンデリアが美しいクイーンズ・ルーム
シャンデリアが美しいクイーンズ・ルーム

 また近くにはシャンデリアも美しいクイーンズ・ルームがあります。ここでは毎日15時から伝統的なアフタヌーン・ティーが楽しめるほか、毎晩社交ダンスパーティが開催されています。

Nextじつは手の届きやすい値段から用意されている
Gallery 【画像】豪華…だけど思ったほど旅行代金は高くない!? 客船「クイーン・エリザベス」のすべてを見る(50枚以上)
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ネギシマコト
ネギシマコト
VAGUE編集部 副編集長
1970年東京都文京区生まれ。大学卒業後、音楽誌、美術誌(陶芸担当)の編集を経て1995年に自動車雑誌業界に入り、輸入車系月刊誌を中心に、国産車系月刊誌でもクルマのイロハを学ぶ。当初よりタイヤ担当としてほぼすべてのタイヤの試走会に参加し、今年で31年目。 最近のマイブームは鉄道での旅。移動中でもパソコン仕事ができる便利さを今さらながら知り、クルマ業界出身にもかかわらず最近はドライブする機会がめっきり減った。趣味は神社巡り(御朱印帳7冊目)、美術館巡り、落語、演劇鑑賞。大の巨人ファン。

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