豪華絢爛なデザインの“リニューアル車両”が新登場! 大阪と奈良を結ぶ観光特急「まほろば」ってどんな列車? 定期運行化された理由とは
国宝の「右手原寸大レプリカ」が車内に展示
新大阪駅に到着。ここで多くの観光客が乗り込みました。それでも乗車率は40%ほどで、ちょうどいい具合の混み方ともいえます。以前、臨時特急だった時代のまほろば号と比較すると、かなり乗客は増えた印象です。

新大阪駅を過ぎると、いちど北へ向かってから南吹田駅で右へ急カーブ、一転して南へと向かうのがおおさか東線の特徴で、先ほど渡った淀川をもう一度渡ります。そこから難読駅としても有名な放出駅を通過し、久宝寺駅でいったん停車。おおさか東線を走行するときは、特急とは思えないゆっくりとした速度で走行するのも特徴です。
ゆっくりと走行している中、1号車に向かいます。ここには国宝「聖林寺十一面観音立像」の右手原寸大レプリカが展示されています。十一面観音立像は日本で最初に国宝指定された仏像のひとつだそうで、この展示は9月28日まで行われています。
大和路線に入ると今度はスピードアップ。ここで車掌が回ってきて「記念乗車証」が手渡されました。
その後 大和川沿いの亀の瀬を抜け奈良県に入ると、10時48分に法隆寺駅に到着。そこから10分足らず、10時57分に奈良駅に到着、59分の短い特急旅は終わりました。
まほろば号は全車指定席のため、指定席予約をしないと乗ることができません。オススメなのは、JR西日本のインターネットサービス「JRおでかけネット」の「【e5489専用】まほろばチケットレス特急券」の利用です。
このチケットレス特急券では、大阪駅/新大阪駅〜奈良駅が860円と、通常1730円の特急券が半額以下に設定されています。購入期限も当日の出発時刻(時刻表記載の時刻)の2分前までと使い勝手のよさも特徴です。まほろば号を利用するならこれを使わない手はありません。
まほろば号は今後、2025年秋にリニューアル車両第2編成となる「悠久」編成がデビューします。
こちらは、深みを帯びた仏像の経年変化を思わせる墨色と灰渋色をボディに、シート生地は墨色で落ち着きを表現しているといいます。
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大阪、とくに梅田などキタエリアに宿泊した観光客のなかには、座って奈良へ向かいたいという声が多数あるそうです。
現在、大和路線やおおさか東線の快速列車には、乗車券にプラス300円で必ず座れる有料座席サービス「うれしート」を用意していますが、平日の通勤・通学時間に限られ、さらに席数も少ないため、休日に観光したい人には対応できていません。
まほろば号が定期運行化され、リニューアルしてオリジナル車両が登場したのも、東海道・山陽新幹線で新大阪駅に来た観光客が、そのまま奈良駅まで乗り換えなしで、ゆっくり座って行きたいというニーズに応えたものと考えられます。
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