80年代の“中免で乗れる4気筒”ブーム 最後発でライバルを圧倒 大ヒットモデルとなったホンダ「CBX400F」は 何がどう凄かった?【昭和の名車】
発売から40年以上経ったいまも人気は健在
ハンドルはジュラルミン鍛造のセパレートタイプで高い剛性を確保しました。メーターパネルには透過光で光る指針を備えたスピードメーターとタコメーターを配置し、燃料計も標準装備され長距離走行時の安心感が向上しています。

大型ハロゲンヘッドランプは夜間視界を確保し、リアウインカーとテールランプを一体化したコンビネーションランプが後方認識性を高めました。
足回りは前後ともエアサスペンションを採用しました。リアには国内400cc初のプログレッシブリンケージサスペンションプロリンクを組み合わせ、量販車として世界初の中空アルミキャストリアフォークが高剛性と軽量化を両立させます。
インボードディスクとデュアルピストンキャリパーは熱ダレに強い制動力を持続し、ブーメランホイールとチューブレスタイヤの組み合わせがコーナリング時の安定感を底上げしました。
心臓部の「NC07E型」空冷DOHC16バルブ4気筒は、内径55.0mm×行程42.0mmのショートストローク設計です。圧縮比9.8で最高出力48psを11000rpmで発揮し、最大トルクは3.4kgmを9000rpmで生み出します。
新設計キャブレターがスムーズな吸気を促し、低中速域から高速域までフラットなトルク特性を実現しました。燃費は60km/h定地で40km/Lを記録しており、17Lタンクと合わせてツーリング性能にも余裕があります。
メンテナンス面ではロングライフチェーンを採用し、燃料コックをオート化するなど実用性にも配慮しました。
カラーバリエーションはソリッド仕様とツートン仕様の2系統が用意され、価格はソリッドが47万円(税込、以下同)ツートンが48万5000円です。国内月販計画は5000台と発表され、市場では即完売が続く人気モデルとなりました。
1982年7月にはフェアリングを標準装備したCBX400Fインテグラが追加されます。耐衝撃性に優れたABS製フェアリングが風圧をライダー上方へ受け流し、方向指示器キャンセル機構を日本で初めて搭載しました。
価格は54万9000円で年間2万台計画を掲げましたが、こちらも高い需要を獲得。84年モデルを最後に生産を終えたものの、詰め込まれたレース技術と完成度は今も語り継がれています。
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CBX400Fは400ccクラスに空冷DOHC16バルブ四気筒と世界初のインボードディスクを持ち込み、エンジン性能と操安性を高い次元で融合させました。
インテグラ追加を経て84年に幕を下ろしましたが、革新的技術と完成度は現在も評価が高く、中型スポーツの基準として後続モデルに大きな影響を残しています。中古市場での存在感も依然として健在です。
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