「満員電車のニオイに耐えられない…」自分では“いい香り”と感じても周囲の人には「香害」? 電車内で迷惑にならないためのニオイ対策とは
その香り、となりの人はどう感じている?
梅雨から夏にかけて、電車内のにおいに悩まされているという声がSNSなどで多く見られるようになってきました。
この時期は気温と湿度が高く、汗や雨、濡れた衣類など、においのもとになる要素が重なりがちです。
さらに、そうしたにおいをカバーしようとして使われる柔軟剤や香水などの香りアイテムが、実は周囲にとっての新たなストレスとなる「香害(こうがい)」を引き起こしているケースも少なくありません。

「におい」は目に見えない分、人によって感じ方が大きく異なります。だからこそ、日々の通勤・通学で使う電車の中では、ちょっとした香りの選び方がトラブルの引き金にもなり得るのです。
では、なぜ湿度の高いこの時期に、電車内のにおいが特に気になるようになるのでしょうか。
最大の理由は、湿度によってにおい成分の揮発性や滞留性が高まるためです。
人の汗に含まれる成分や、衣類に付着した雑菌などが湿気によって活性化し、普段よりもにおいを強く感じるようになります。
また、雨が多い時期は服や靴が濡れたままの状態で乗車することも多く、湿った素材から出る独特のにおいが車内にこもる要因にもなっています。
とくに混雑した車内では、人と人との距離が近くなるため、少しのにおいでも強く感じられることがあります。自分では気にならないレベルでも、隣にいる人にとってはストレスになることもあり得るのです。
こうしたにおい環境を少しでも改善しようと、自分なりに香りでの対策を行っている人も少なくありません。
代表的なのが、香水や柔軟剤、制汗剤、アロマミストなどの香り付き製品です。
しかし、自分では「いい香り」と感じて使っていても、それが周囲の人にとっては強すぎて苦痛になる「香害」が増えています。
香り付き製品は、使用量や使う場所によって、印象が大きく変わります。香りが重なると、複数の成分が混ざり合い、不快に感じられることもあります。
実際に、SNS上では「電車内で隣に座った人の柔軟剤のにおいが強烈で、頭痛や吐き気がした」といった声が多数見られます。
背景にあるのは、香りの感じ方の個人差です。とてもリラックスできると感じる人もいれば、不快感や体調不良を引き起こす人もいます。
加えて、「自分のにおいには慣れてしまう」という人間の嗅覚の特性もあり、「これくらいなら大丈夫だろう」と思って使った香りが、実際には強く漂っていることもあるのです。
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