VAGUE(ヴァーグ)

52年前の「赤いフェラーリ」がオークションで落札 158台しか生産されなかった希少な「右ハンドルのデイトナ」の価値とは

39万8750英国ポンド(日本円で約7872万円)で落札

 2025年7月に英国バークシャー州タプロウで開催されるRMサザビーズのオークションに、1973年式のフェラーリ「365GTB/4 デイトナ」が出品され、落札されました。

どんなクルマなのでしょうか。

オークションに登場し、落札された1973年式フェラーリ「365GTB/4」デイトナ Neil Fraser(c)2025 Courtesy of RM Sotheby's
オークションに登場し、落札された1973年式フェラーリ「365GTB/4」デイトナ Neil Fraser(c)2025 Courtesy of RM Sotheby's

1968年に開催されたパリ国際モーターショーで世界初公開された365GTB/4は、フェラーリがまだ真の独立企業であった時期、つまりフィアットが創業者エンツォ・フェラーリ氏から40%の株式を買い取る前に登場した、最後のV12グランドツアラーでした。

 車名の365とは、1気筒あたりの排気量(cc)、GTはグランツーリスモ、Bはベルリネッタ(クーペ)、4は4カムシャフトを意味しています。

「デイトナ」は愛称で、1967年のデイトナ24時間レースでフェラーリ車が1-2-3フィニッシュしたことから呼ばれるようになったということも、クルマ好きなら知っているでしょう。

 その不朽のエレガントなデザインを証明するように、2024年に発表されたフェラーリの最新フラッグシップ「12チリンドリ」は、60年近く前に発表されたデイトナから、明確なスタイリングのヒントを得ています。

 今回出品されたシャシナンバー「16773」のデイトナは、英国サリー州のフェラーリインポーターが1973年5月にオーダーしました。

 イギリス仕様となる右ハンドルのデイトナクーペはわずか158台しか生産されておらず、その1台です。

 ボディカラーはロッソキアロ(クリアレッド)、インテリアは黒のコノリーレザーが張られ、エアコンも装備していました。

 1973年10月にロンドンのディーラーで初登録されました。さまざまなオーナーを経て、現在のオーナーが2001年5月、ボルトンのコンクール受賞歴のあるレストア業者に依頼し、工場出荷時のボディカラーに再塗装しました。

 整備記録を見るとオークションのカタログ作成時の走行距離3万4714マイル(約5万5550km)は間違いなしだということが分かります。

 ファクトリーカラーの組み合わせで仕上げられ、エンジンとギアボックスはオリジナルのままです。

 この1974年式フェラーリ 365GTB/4「デイトナ」、オークションでの落札価格は39万8750英国ポンド(日本円で約7872万円)で落札されました。

Gallery 【画像】超希少な右ハンドルの「デイトナ」を発見 半世紀前のフェラーリ365GTB/4を写真で見る(33枚)
「2段あたため」レンジがすごすぎるっ!? 最新レンジを徹底紹介

VAGUEからのオススメ

ポータブル電源が都心で過ごす夜を変える──Jackeryがかなえる“オフグリッド”なスポーツ観戦【PR】

ポータブル電源が都心で過ごす夜を変える──Jackeryがかなえる“オフグリッド”なスポーツ観戦【PR】

RECOMMEND