当時の“世界最速の量産車”は時速349.4キロ! 32年前の「伝説のジャガー」がオークションに登場 ワンオーナーで走行わずか489キロの「極上スーパーカー」の価値とは
新車時から一貫して同一家族が所有したXJ220
米国カリフォルニア州モントレーで開催されるRMサザビーズのオークションに、1993年型のジャガー「XJ220」が出品されます。
どんなクルマなのでしょうか。

ジャガーXJ220は世界最速の量産車を目指して開発されました。車名の「220」は目標最高速度が220mph(約354km/h)だったことに由来しています。
開発当初はフェラーリ「F40」やポルシェ「959」と競合できる、全輪駆動でV12エンジンを搭載したグループBカーとして計画されていました。
1988年のバーミンガム モーターショーで発表されたプロトタイプは絶賛され、顧客の関心は急上昇しました。
しかしジャガーは業績不振からフォードの傘下となり、企業としての優先順位からXJ220の製造はトム・ウオーキンショー レーシングと並行して設立されたジャガースポーツに委託されました。
そのため、エンジンはグループCマシンのXJR-10に搭載されていた3.5リッターのV6ツインターボとなりました。
当時のワークスドライバー、マーティン・ブランドル選手がステアリングを握ったXJ220は、イタリアのナルド サーキットで349.4km/hを記録し、世界最速の市販車となりました。
0−60mph(約96km/h)加速もF40やランボルギーニ「ディアブロ」より速い3.7秒を達成し、ニュルブルクリンクでは量産車としての最速ラップを記録しました。
ですが、スーパーカー市場の崩壊もあり、XJ220は281台しか製造されませんでした。
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今回出品されたシャシナンバー「220757」のXJ220は、1990年1月にドイツ人のオーナーが注文し、1993年6月にデリバリーされました。
ボディカラーはスパ シルバー、インテリアはスモークグレーの本革仕上げです。
このXJ220はほとんど使用されていなかったようで、カタログ作成時のオドメーターは、わずか489kmでした。
程度は極上で、初代オーナーが生涯にわたって所有し、その後その息子が継承した、新車時から同一家族が所有する「シングルファミリーカー」です。
2022年には、タイヤを4輪とも交換しました。
さらに、オイルや冷却水などを交換し、さまざまなコンポーネントを必要に応じて修理し、クルマを最適な状態に保っています。
ツールキットやオーナーズブック、ホイールナットのアダプター、そして予備の電球キットなどが付属しています。
走行距離は極めて少なく、シングルファミリーカーであるシャシナンバー「220757」のXJ220。
その流麗なデザインは今も高く評価されており、コンクールデレガンスやスーパーカーの展示会などに出展するのにも最適でしょう。
この1993年型のジャガー XJ220、オークションでの落札価格は、50万から60万USドル(1USドル=約148円として、約7400万円〜約8880万円)と予想されています。
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