史上最速・最強の1250馬力・1322Nmを発揮するシボレー「コルベットZR1X」の価格と限定車を発表! “激安アメリカン・スーパーカー”の実力とは
特別感あふれる限定車はマットシルバーにオレンジの差し色
GM(ゼネラルモーターズ)のシボレーブランドは2025年8月6日、2026年型「コルベットZR1X」の価格と限定車「コルベットZR1Xクエイルシルバー リミテッドエディション」を発表しました。

新型コルベットZR1Xはハイブリッド+4WDを採用したコルベットの新たなフラッグシップです。
搭載する5.5リッター V型8気筒ツインターボエンジン(LT7型)は最高出力1064馬力と828lb-ft(約1125Nm)のトルクを発生し、前輪を駆動する電動モーターがさらに186馬力と145lb-ft(約197Nm)をプラス。システム合計で約1250馬力、最大トルクは約1322Nmに達します。
0-60mph(約96km/h)加速は2秒未満、1/4マイル(約402メートル)加速は9秒未満とされています。
さらに注目の限定車コルベットZR1Xクエイルシルバー リミテッドエディションは、2025年8月15日、米国カリフォルニア州カーメルで開催される「The Quail, A Motorsports Gathering(ザ・クエイル・モータースポーツ・ギャザリング)」で初披露されます。
ブランド初採用となるマット塗装「ブレードシルバーマット」は、1950年代の「インカシルバー」を思わせる落ち着いた輝きを持ちます。オレンジのブレーキキャリパーやブラック仕上げのエキゾースト、カーボンフラッシュの外装パーツが特別感を高め、インテリアはスカイクール&ミディアムアッシュグレーを基調に、ハバネロオレンジのアクセントをあしらった専用デザインです。
この限定モデルは「3LZコンバーチブル」のみに設定され、オプションの「ZTKパフォーマンスパッケージ」では、強化サスペンションや高ダウンフォース仕様のエアロパーツ、ミシュラン・パイロットカップ2Rタイヤなどが装着され、さらなる走行性能向上も可能です。
サーキットでの実力も証明済みで、コルベットZR1Xはドイツ・ニュルブルクリンク北コースを6分49秒275で走破。米国の市販車としては最速クラスのタイムを記録しました。しかも、このタイムを叩き出したのはプロドライバーではなく、開発チームのエンジニアというのも、このモデルの完成度と開発陣の情熱を物語ります。
米国での2026年型コルベットZR1Xの車両価格は以下の通りです。
・1LZクーペ:20万7395ドル(日本円で約3038万円)
・1LZコンバーチブル:21万7395ドル(約3185万円)
・3LZクーペ:21万8395ドル(約3198万円)
・3LZコンバーチブル:22万8395ドル(約3344万円)
・クエイルシルバー リミテッドエディション:24万1395ドル(約3535万円)
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ちなみに1184馬力・1015Nmを発揮する2026年型「フェラーリF80」は370万ドル(日本円で約5億4149万円)、1258馬力・1340Nmの2026年型「マクラーレンW1」は210万ドル(日本円で約3億740万円)。それを考えると、1250馬力のコルベットZR1Xは、同等の性能を誇るスーパーカーの1/10以下という衝撃的な価格設定となっています。
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