価格高騰が止まらない!? 低走行の極上R34「スカイラインGT-R Vスペック」が米国オークションに登場 気になる落札価格とは
ニスモ大森ファクトリーが手がけたR34 GT-R
米国ブロードアローオークションズは、2025年8月13日と14日に米国カリフォルニア州で開催された「モントレージェットセンター2025」で、低走行のR34型「スカイラインGT-R Vスペック」ニスモCRS仕様を出品しました。

ニスモ大森ファクトリーの「CRS(Clubman Race Spec=クラブマン・レース・スペック)」は、単なる外観のレストアにとどまらず、ボディ剛性や走行性能を含めた工場出荷以上の仕上がりを追求する公式フルリフレッシュプログラムです。ベース車は厳しい選定基準を満たす個体のみが対象となり、完全分解後に骨格やねじれ剛性を測定、補強を施したうえで再塗装されます。外装色は無数のオプションから選べ、元色の再現や特注色への変更も可能です。
エンジンは完全分解のうえで精密にバランス取りを行い、希望に応じてNISMOチューニング仕様へアップグレード。組み立て後にはベンチテストで全回転域の性能を検証します。駆動系、ブレーキ、サスペンションも最新高性能パーツへ刷新され、完成後はニスモのテストドライバーが走行性能と快適性を確認。こうして仕上がるCRS仕様は“新車”と呼ぶにふさわしい存在です。
今回出品されたシャシナンバー「BNR34-005124」は1999年8月製造のVスペックで、オリジナルカラーはソニックシルバー。ワンオーナーの元で大切に保管され、2021年にニスモへビルドスロットを予約、2023年6月に大森ファクトリーでの作業が始まりました。ボディカラーは特注色「GV1ブラックパールメタリック」に変更され、この色で仕上げられたCRS仕様は唯一とされています。
外装にはZチューンのドライカーボン製フロントバンパー/リップ/フェンダー/ボンネットを採用。スーパーカー譲りの大型エアアウトレットやワイド化フェンダーを備え、RAYS製NISMO LMGT4ホイール、R35 GT-R用ブレンボ製380mmブレーキ(前後6/4ピストン)を装着。さらにカーボンディフューザーや可変式リアウイングなど、空力性能と存在感を両立する装備が施されています。
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